■まとめ
今のフルモデルチェンジの周期は、一般的に6年に延びた。8~10年に達する車種もある。
マイナーチェンジや改良で着実に進化させないと、ライバル車に比べて商品力が下がり、販売競争に負ける。その意味でここで取り上げた3車種は注目される。不満を改善し、新たなメカニズムやグレードも加えたからだ。
メーカーのホームページには、報道関係者向けのニュースリリースが掲載され、マイナーチェンジなどの情報も閲覧できる。価格を含めて「何がどのように変わったのか」を把握して、購入に役立てたい。
【番外コラム】2022年ガッカリ改良ワースト3
カローラセダン&ツーリング(トヨタ)のノーマルエンジンは、以前は直列4気筒1.8Lだったが、改良で直列3気筒1.5Lになった。燃費は向上したが動力性能は下がった。ノーマルエンジンのリアサスペンションは、以前は独立式のダブルウイッシュボーンだったが、今は車軸式のトーションビームだ。
タント(ダイハツ)は後席の格納方法を簡素化して、格納時の荷室高が減った。荷室の床には段差が生じて、デッキボードを使わないと平らにならない。ほかの装備も簡素化された。スカイライン(日産)は正式にハイブリッドを廃止した。
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