■メリットは……なし! でも従来から100円上乗せの発行料金
また、スマートフォン+専用アプリケーションがないと、車検の有効期限がわからない。だからこそ「今後最短で3年間は所持を義務付けられる」自動車検査証記載事項も併用される。
もし3年後以降も自動車検査証記載事項の所持が必要になったら、今までの車検証とまったく変わらないということになる。だとしたらオタンコなことだと腹を抱えて笑うしかありません。
このあたりは役所も問題意識あるらしく、専用アプリケーションを入れておけば車検満了日の前に通知してくれることになっているけれど、ふつうの人は面倒なことなどしない。
こういったメリットのない不完全なシステムなのに、電子車検証の発行料金として100円上乗せされる。100円くらい気にならないけれど、その金額で新たな天下り団体を作ることを考えたら腹立たしい。
今後の発展性はないのだろうか? 名義変更などがオンラインでできるようになるかと言えば、無理! ナンバープレートを変更しなければならないですから。ナンバープレートを液晶表示などに変更し、名義が変わっても対応できるような時代になれば可能だろうけれど、そう簡単じゃないと思う。名義変更や継続車検など、今までと同じ手続きが必要になるハズ。
■車両整備記録を残す電子カルテ機能を追加してほしい!
個人的に期待したいのは「電子カルテ」のような車両コンディションの記録を残しておく機能の追加だ。名義変わったりした時点で整備記録を失ってしまう(個人情報が入っているため記録簿は処分されることも多くなった)。
電子車検証にオイル交換や交換した部品などの記録を残してあれば中古車を買う時にチェックすることで、そのクルマのさまざまな経歴がわかるようになります。
参考までに書いておくと、新規登録だけでなく車検継続や名義変更などにより新しい車検証が発行されたら電子車検証に切り替わる(250cc以上の2輪も含む。250cc未満の2輪は電子車検証の対象外)。軽自動車は2024年1月からの対応で、最低3年間の自動車検査証記載事項を同時に所持することが義務づけられる。
以上、何のメリットもない電子車検証が始まったというニュースでした。
【画像ギャラリー】2023年1月4日から車検証の電子化スタート! で、何が変わったの?(6枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方記事には電子車検証に車検の有効期限や個人情報が記載されていないために代わりに自動車検査証記載事項が必要とありますが、これは電子車検証の券面は記載されずICに記録されるの誤りです。記載事項は経過措置です。
やっぱり、メリットなし。公金を使うことが目的としか思えない。国の基幹の仕事をするのに増税せなあかんとわめいているのに、無駄遣いせんといてほしい。管轄外っていうんでしょうが、財布は一つ国民の税金と国民の借金らしい国債です。財布は一つです。
「自動車検査証記録事項」は電子車検証と一緒に保管することを推奨しているだけで、携帯義務は無いです。
車検証はこれまで通り携帯義務はありますけど。
ベストカーの編集者は、制度を勉強してから記事を載せないと。
自動車専門誌が誤った情報を掲載してどうするの?
ライター任せにすると誤った情報を掲載することなる。
全く無意味です。B5サイズからA4サイズに公的書類は統一され、それにw合わせて車検証ケースを負担して導入させられ。今度は小さくするという、馬鹿げた発想が実行された。全く意味がない。どころか、老眼じゃ読めないフォントサイズ‼️あんなちゃっちいICカードなら、今迄の車検証の余白に貼れただろうに。国土交通省の役人のあたまの中は???