光熱費急騰でクルマは節約したい!! 暖房をガンガン入れるとクルマの燃費は悪くなるのか?

■燃費を悪化させないためにはどうすればいい?

座席から暖めるシートヒーターを装備しているのは、車内ではなく乗員を直接暖めた方が、消費電力を抑えられるからだという
座席から暖めるシートヒーターを装備しているのは、車内ではなく乗員を直接暖めた方が、消費電力を抑えられるからだという

 例えば外気温度が0度の場合、ガソリン車のエンジンをかけてアイドリングにして、暖房を入れると温風が出るまで5分近くかかることもあるのでやめたほうがいい。暖気運転は当然、ガソリンを消費することになるし、環境への負荷も大きいからだ。

 走行しながらエンジンを暖め、内気循環にして、温風が出るのを待つしかない。しばらく走って車内が暖かくなってきたら温度設定を20度にするといいだろう。

 毎朝、この暖まるまでの時間が寒くてたまらんという人には、ステアリングヒーターやシートヒーターがおススメ。燃費の悪化をあまり気にせずに暖まることができる。

■意外に知られていないPTCヒーター

 一番のおススメは寒冷地仕様(相場は1万~3万円)のなかにオプションとして用意されているPTCヒーター。EVやPHEVの場合は、PTCヒーターが標準装備されている場合が多いのでチェックしておこう。

 メーカー、車種によって寒冷地仕様の中身が異なっているが、始動性をよくする強化バッテリーや冷却水が必要以上に冷やされて暖房性能が低下するのを防ぎラジエーターに風が当たらないようにするラジエターシャッターなども含まれる車種もある。

 PTCヒーターはエンジン始動直後からエンジンが暖まるまでの間、通常のヒーターに加えて暖房を補う電気式補助ヒーター。メーカーによって差はあるが速熱性があるので、寒がりはPTCヒーターを選択することをおススメする。

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