■平川良夫社長を直撃!!
2019年3月10日 (日)、 STIは富士スピードウェイで初のファンイベント「STI MOTORSPORT DAY」を開催予定だ。そこでSTIの平川社長に、今年の動向について話を伺った。
ベストカー(以下、BC) 今回のイベント開催の目的を教えてください。
平川良夫STI社長(以下、平川 敬称略) 大きく3つありまして、ひとつ目は毎年恒例のニュル参戦体制発表とマシンのシェイクダウン、ふたつ目は開発に携わるエンジニアを全員集めてユーザーと直接対話してもらうことによる商品企画へのフィードバック、三つ目がファミリーで一日楽しく過ごせる場を提供することです。もちろん、独身の方でも大歓迎ですが(笑)。
BC さて、昨年はSTI30周年記念車としてタイプRA-Rが登場しましたが、次の一手、STI製スーパースポーツはどうですか?
平川 次のコンプリートカーは皆さんの想像を超えるようなモノを仕込んでいます。期待してお待ちください。
BC ご自身が手がけた22Bの再来みたいな感じですか?
平川 22Bは2ドアモデルでしたが、次のコンプリートカー、「S」は4ドアで皆さんが期待している以上の出来で出します。じゃないとつまらないじゃないですか。
BC 具体的な内容は?
平川 エンジン、シャシー、車体などハンドメイドの領域を広げたい。なので台数は多くは作れないと思います。
BC 昨年、富士スバルからTC380が出ましたが。
平川 あれは新井敏弘さんというWRX STIを知り尽くしたドライバーがラリーでの知見を注いだクルマです。STIとはニュルなどリソースや目的が違いますので、スペック勝負にはなりません。
BC 今年のオートサロンではフォレスター、インプレッサというSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)採用の両モデルにSTIスポーツのコンセプトが展示されました。
平川 SGPは私がディレクションを担当したプラットフォームでして、実はSTIスポーツはSUV系のほうがよさが出ます。SGP初のSTIスポーツはスーパースポーツを出してからやりますよ。
BC そうなるとインプレッサとフォレスターのどちらが先ですか?
平川 それはご想像にお任せしますが、インプレッサの軽さを活かしたSTIスポーツなんていかがですか?(笑)
【番外コラム】 海外でしか発売されなかった日本の怪物車
●WRX STIダイヤモンドエディション
南アフリカで限定30台発売されたのがこのWRX STIダイヤモンドエディション。EJ25はWRX STI歴代最強となる354ps/47.3kgmを発揮。0-100km/h加速は5.03秒!
●ランエボVI RS450ラリーアート
456psを発揮する4G63ターボを積んだ海外専売のランエボVI RS450ラリーアート。その0-100km/h加速は3.2秒と過去のランエボのなかでも飛び抜けたタイム!
コメント
コメントの使い方