見た目はいかにもなスポーツカーでありながら、中身を見るとちょっと違う!? 今回はそんな“なんちゃってスポーツカー”にスポットを当て、スポーツカーとは言いきれないけど独特の魅力を持った6モデルを紹介していきたい。もちろん異議は認める。でも、やっぱりコレってなんちゃってスポーツカーじゃないかな?
文/長谷川 敦、写真/フォルクスワーゲン、ホンダ、日産、FavCars.com
そもそもスポーツカーに定義はあるのか?
ルックスはごくフツーのロードカーなのにもかかわらず、実は高出力エンジンを搭載していたり、レースカー並みの足回りを装備していたりするクルマを「羊の皮を被った狼」などと呼ぶことがある。その反対に、車高が低くていわゆるスポーツカールックなのに、実際にはそこまでスポーティでないクルマも存在する。
だが、ここで注目したいのは、スポーツカーという呼称に厳密な定義はあるのかということ。結論から言うとそれはない。つまり、オーナーやメーカーがそのクルマをスポーツカーと呼べば、それは立派なスポーツカーなのだ。とはいえ、それではこの記事の根幹が揺らいでしまうので、まずは最大公約数的なスポーツカーのイメージを考えていこう。
スポーツカーの要素でもっとも重要なのがスポーツ走行に適したクルマであるということ。単なる移動や荷物運搬の手段としてではなく、ドライブすることを第一に作られたクルマがスポーツカーと言えるはず。
そしてルックスもまた重要なポイントだ、車高はできるだけ低く、座席数は少ないほうがスポーツカーらしい。誰もセダンやミニバン、SUVのことをスポーツカーと呼ばないことからもそれがわかる。エンジンが高出力であることは必須ではないが、やはりパワーがあればスポーツカー的要素はグッと濃くなり、車重も軽いにこしたことはない。
今回は上記の要素を満たしたクルマをスポーツカーと定義したい。だから“なんちゃってスポーツカー”はこれらの要素のなかから何かが欠けてしまっていることになる。もちろんそれがメーカーの意図したものであってもだ。ここまで考えたうえで、実際にどんなクルマがなんちゃってスポーツカーなのかを探っていく。
コメント
コメントの使い方2代目プレリュードと同年代の他の国産メーカーにはあれほどの性能の車はない。CVデュアルキャブ+12バルブで他メーカーのDOHC以上の出力、しかも軽量で低重心。乗っていた人でなければおそらく分からない。ルックスだけでデートカー呼ばわりはしないで欲しい。
プレリュードINX乗ってたけど脳内補正バリバリであれ以上の車にまだ出会えてないわ
エスプリがスポーツカーではないか…
世の中には45PSの世界的なスポーツカーもあるのだけどね。
ホンダ・プレリュードのみ、舵角感応式4WSを使用してる。ハンドル舵角少ない時は降臨操舵が同位相、切り込んでゆく際に後輪が同位相→ニュートラル→逆位相になって行く。交差点を通過時にいわゆるケツが流れるのを体感できる。