■中国勢は縦型で勝負中!! これから車内モニターはどうなるのよ
縦型が廃れたとも言い切れない。冒頭に述べたように縦型のメリット・デメリットは確かにある。
しかし、ボルボが現在市場に投入しているGoogleのデジタルサービスを搭載した最新鋭のインフォテイメントシステムは9インチの縦型だ。
さらに昨今話題を集めているBYD ATTO3のシステムは何と、電動でモニター部が縦横に回転する。
いわゆるディスプレイ自体をインパネ本体から離した「フローティング構造」を採用しているからこそできる機構だが、単なるギミックという点だけではなく、好みに応じて見え方を変えられる点はユーザーフレンドリーでありUIとしてもユニークと言える。
また冒頭に述べたように多くのスマホナビアプリは縦横どちらでも使用が可能な点、パイオニアの複合型車載器である「NP1」で利用するスマホアプリ「My NP1」の地図表示は非常に良くできているが、こちらは視認性を考慮して縦型オンリーとなっている。
前述したようにインフォテインメントにおけるディスプレイ部の配置はインパネのデザインと密接に関係している。
時代に合わせたUIなども考慮するとトヨタは横型ワイドにシフトしたと考えていいだろう。ただ将来はHUD(ヘッドアップディスプレイ)が進化することでインフォテインメントシステムの形は縦横という概念ではなく「立体」で表示されていくはずだ(相当先だけど)。
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