プロボックスはハズシの美学? 個性派オーナー必見! トゲのある現行国産車5選

■日産 スカイラインGT/457万円~

日産 スカイラインGT。あえてGTを選ぶ理由が見当たらない。思い切ってもう100万プラスして400Rを選びたいところだ
日産 スカイラインGT。あえてGTを選ぶ理由が見当たらない。思い切ってもう100万プラスして400Rを選びたいところだ

 スカイラインは最近、ハイブリッドモデルが廃止され、ガソリン車だけになった。その意気や良し。今さら中途半端な日産のラグジュアリーハイブリッドセダンを買う客なんてほとんどいない。ガソリン車だけにしたのは正解だ。

 しかし、せっかくスカイラインのガソリン車を買うなら、フェアレディZと同じ405馬力エンジンを積んだ400Rが欲しくないか? フェアレディZは売り切れちゃって買えないけど、スカイライン400Rならまだ買えて、納車待ちも短いのだ! 狙い目だぜ!

 400Rに比べると、GTは100万円強安いが、それでも500万円くらいする高額車。それだけのカネを払って、誕生からすでに9年を経た現行スカイラインの304馬力仕様(GT)を買うのは、あまりにもハードルが高い!

 繰り返すが、400Rならわかる。しかし304馬力のGTはキツい。もちろん304馬力もあれば十分速いわけですが……。あんまり欲しくないよね? トゲ、キツイよね!?

■マツダ MX-30 EV/451万円~

マツダ MX-30 EV。価格のわりに航続距離はそこそこ。おまけにリアのドアは小さな観音開き。買う人は何に惹かれるのか?
マツダ MX-30 EV。価格のわりに航続距離はそこそこ。おまけにリアのドアは小さな観音開き。買う人は何に惹かれるのか?

 MX-30は強烈なトゲを持つクルマだ。リヤドアは小さな観音開きで、実用性が大きく劣る。それでいて大してスタイリッシュでもないし、それほどスポーティでもない。まったくもって理解に苦しむコンセプトである。

 しかし、マイルドハイブリッドモデルはまだ甘い。これがEVになると、そのトゲはウルトラスーパー級になる。

 いくらEVは補助金が出るからって、マイルドハイブリッドモデルより200万円近くお高くて、しかも航続距離は日産サクラといい勝負。厳密には281キロ対180キロでかなりの差がありますが、この値段でこの航続距離はトゲが痛すぎる。それでも買う人は、MX-30EVの何に惹かれるのだろう。やっぱデザインですか?

■三菱 ミラージュ/149万円~

三菱 ミラージュ。2023年に惜しまれつつ(?)日本での販売を終了することが発表された
三菱 ミラージュ。2023年に惜しまれつつ(?)日本での販売を終了することが発表された

 シメはこのクルマだ。私は一昨年、レンタカーでダイナミックシールド付きのミラージュに当たってしまい、心底感じ入りました。

 この、約10年前の登場時からライバルに比べて明らかに劣っていたコンパクトカーが、今も当時からほとんどまったく進歩していなかったことに感動した。今時こんなクルマが残ってるなんてスゲエ!

 これの新車を買う人って、やっぱ仕事関係でがんじがらめで仕方なく、でしょうか。知り合いにミラージュを買った者がいましたが、損保会社の営業でした。トゲ、キッツー!

【画像ギャラリー】美しいものにはトゲがある……そうでなくてもトゲがあるときゃある!? トゲがチクチク気になるクルマたち(22枚)画像ギャラリー

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