■「2代目キューブ」も、e-POWER車、もしくはバッテリーEVで!!
また、同じくe-POWER車もしくはバッテリーEVで復活させれば必ず売れる!! と思っているのが「キューブ」だ。3世代あるキューブの中でも、筆者がもっとも秀逸と感じるのは、2代目キューブ(2002~2008年)。
四角をイメージしてつくられたスタイルだけでなく、格子状フロントグリルやホイールのデザインもよく似合っており、ソファーのような座り心地のフロントシートと広いリア空間の使いやすさなど、いい意味で「クルマらしくない」リビング感、といった雰囲気が素晴らしかった。これぞ「和風コンパクト」の日本代表だと思う。
復活にあたっては、アリアやセレナのような、近年の日産車のエクステリアを取り入れず、2代目キューブのあのエクステリアデザインのバランスを守って欲しいところ。
「キューブ」の世界観を保ったまま、インテリアは、最新の2枚構成のデジタルディスプレイやイルミネーションなどでモダンに整え、e-POWER車もしくはバッテリーEVで登場すれば、ライバルとなるシエンタやフリードに負けないはずだ。
■「ジューク」もバッテリーEV化を期待!!
そして「ジューク」も復活を期待したいモデルだ。2019年末に初代モデル限りで国内市場からは撤退したジュークだが、欧州ではいま2代目が活躍しており(ガソリン仕様とハイブリッド仕様)、日産が発表したところによると、次期型でジュークはバッテリーEV専用モデルになるという。
2010年の初代登場当時、「キモカワ」「ブサカワ」と揶揄されながらも大いに売れたジューク。バッテリーEVでの日本市場復活を期待したい。
■VCターボe-POWERを搭載した「ステージア」
また、個人的に欲しいと思うのが、新型エクストレイルのVCターボe-POWER を搭載した「ステージア」だ。ステージアは、ステーションワゴンという実用性と、ローレル/スカイライン譲りの優れた走行性能が魅力的なモデルで、初代ステージアには、GT-R用エンジンを搭載した260RSなんていう超速モデルもあり、いかにも日産らしさが漂っていたモデルだった。
V37スカイラインのシャシー性能とVCターボe-POWER、これに最新トレンドを取り入れた内外装デザインで、オシャレなステーションワゴンに仕立ててくれたら、筆者は迷うことなく購入する。
■珠玉の名機を水素エンジンに!! 「日産 R32型スカイラインGT-R」
平成に登場した数あるスポーツカーの中でも、ひときわ人気の高い「R32スカイライン GT-R」。R32をはじめ、第2世代GT-Rの人気を不動のものにした、2.6リッター直列6気筒ツインターボエンジンの「RB26DETT」は、稀代の名ユニットとしていまも人気が高いが、既に30年以上も経過しており、古さは否めない。
ただ、トヨタがオートサロン2023でみせてくれた、水素燃焼エンジンへとコンバートする手法で復活させることができれば、ファンにとってはかなり熱いモデルとなるはず。もちろん5速マニュアルトランスミッションも残しながらだ。
現在のスポーツカーのような空力重視のスタイリングとは違い、すっきりとしたエクステリアデザイン、ささやかなリアスポイラー、そして16インチサイズのホイールなど、R32GT-Rのノスタルジーな雰囲気に憧れる方は多いはず。これが実現できれば、いくら払っても「ほしい」と思うファンは多いと思うが、どうだろうか。
(編注:2023年3月28日に日産は、R32スカイラインGT-RのEVコンバージョンコンセプトモデル製作を発表した。今後の動きに大注目だ)
日産には、「名車」と呼ばれるモデルがたくさんある。もちろん、過去ばかり振り返っているわけにはいかないだろうが、メーカーとしてファンに気持ちに応えたり、過去のモデルのイメージを活用して販売していくことは、そんなに悪いことではないと思う。ぜひこれまでの「資産」を使いつつ、国内ラインナップを再び華やかにしてほしい。
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コメント
コメントの使い方写真のキューブは3代目じゃないかい?
やっぱり編集が機能していないね。