ゴルファーに人気のポルシェは911よりケイマン!?
国産だけでなく、輸入車にもキャディバッグが意外と積めるスポーツカーはある。まずはスポーツカーファン永遠の憧れ「ポルシェ」。
ポルシェといえば、まず頭に浮かぶのは「911」だろう。エンジンを後方に搭載するリアエンジン、リアドライブのRRレイアウトは、フロントのボンネット下にトランク、ドライバーズシートの後方にある2+2のリアシートを倒した部分がラゲッジスペースとなるのだが、そのいずれにも一般的なサイズのキャディバッグを収納するのはなかなか困難だ。
1名乗車なら空席のナビシートに置けば良い、という考えも方もできるが、シートベルトで固定するにせよ、コーナリングで左右に振られたクラブで内装を傷つけてしまいかねない。
以前取材したオーナーは、助手席にキャディバッグを積載するため愛車のスポーツシートに固定するための専用の治具まで作っていたが、スポーツカー乗りのゴルファーあるあるといえるのかもしれない。
ゆえにゴルフ場で見かけるポルシェは「カイエン」や「マカン」などのラゲッジスペースが大きいSUVが圧倒的に多い。そんななか、ポルシェ愛好家のゴルファーには実は「ケイマン」乗りが意外と多いのだ。
RRの911と異なり、ミドシップのMRであるケイマンには、後方に広めなトランクスペースがあり、リアハッチを開けると2本分のキャディバッグがスムーズに出し入れできる。これは、フロントシートを倒してキャディバッグを積み込む911よりはるかに使い勝手が良い。
コースへの往復もその人らしく
コロナ禍を経たことで、ゴルファーのクルマ事情は大きく変わった。以前のようなゴルフ仲間との乗合いでというよりは、密にならない(すでにこの言葉も死語となりかけているが)1名乗車でコースへ向かうスタイルが当たり前となったからだ。
若年層など新参のゴルファーが増えたこともあるだろうが、以前よりもクラブハウスの駐車場でスポーツカーなど今まであまり見かけなかったクルマを目にする機会が増えたように感じる。
ゴルフクラブやウェアもそうだが、“ゴルフカーはかくあるべき”という旧態依然な感覚でなく、ゴルフ場への往復もその人らしくあった方が豊かなはずだ。もちろんTPOはわきまえる必要はあるだろうが、そういう意味でもキャディバッグの積みやすいスポーツカーでゴルフコースへ向かうことは大いにアリだと思う。
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