■進化を続ける道の駅
その後、道の駅の数はどんどんと増えていった。2023年2月28日の段階では1204駅となっていて、導入当初の10倍以上の数となっている。また、道の駅は要件を満たした施設が増えるだけでなく、進化もしているのだ。
商業的な面では各地域が様々な取り組みをしているのはもちろんだが、外国人観光客に向けて、多言語対応やキャッシュレスシステムの導入。観光拠点としての役割や観光施設情報をまとめて提供する観光MaaSの導入なども始まっている。道の駅を世界のブランドにしようとしているのだ。
もちろん、道の駅としての基本的な部分の進化も忘れていない。「防災道の駅」と称し、ハード・ソフト対策を強化した道の駅を導入。各道の駅でもそれぞれの地域の防災計画に基づいてBCP(災害時の事業継続計画)の作成や防災訓練などが行われ、もしもの時でも機能を確保する準備が行われている。
そして、地域センターとしての役割だ。地域の子育て応援施設の併設や、高齢者の生活の足となるサービスのターミナルの設置。また学生たちが実習をして地域の特色を生かした商品開発に取り組むなどといった活動が行われている。
これらの取り組みは道の駅第3ステージと言われていて、「地方創生・環境を加速する拠点へ」とコンセプトが掲げられている。いつでも利用出来て、その土地の特産品などが販売されていて、便利で楽しい道の駅は今後ますます魅力的な施設になりそうだ。
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