ドアパンチが嫌だから!? 障がい者駐車スペース不正利用の自分勝手な言い訳と「本当に必要な人」の切実な事情

■恐ろしく自分勝手な不正利用者の言い訳

不正利用者は、障がい者駐車スペースの「広さ」にかこつけ、「うちのクルマ大きいから普通のスペースだと狭くて……」「隣のクルマにドアパンチされたら嫌。新車なんだし……」などと身勝手な理由を並べ立てる(Robert@AdobeStock)
不正利用者は、障がい者駐車スペースの「広さ」にかこつけ、「うちのクルマ大きいから普通のスペースだと狭くて……」「隣のクルマにドアパンチされたら嫌。新車なんだし……」などと身勝手な理由を並べ立てる(Robert@AdobeStock)

 障がい者駐車スペースに健常者が駐車することは今に始まったことではないが、近年ますます増加している印象があるのはなぜだろうか? 理由のひとつに大きなクルマが増えたこともあるのではないかと思う。

 大型SUVやアルファード/ヴェルファイアといったLサイズミニバンなど、日本の道路事情、駐車場事情では駐車が厳しいクルマが増えている。

 そのようなクルマに乗る人達の「民度」も気になるが、「うちのクルマ大きいから普通のスペースだと狭くて……」「隣のクルマにドアパンチされたら嫌。新車なんだし……」など恐ろしく自分勝手な理由で止めている人もいると聞く。

 ちなみに自分で運転する、しないに関わらず障がい者(歩行困難者)には申請すれば駐車禁止等除外標章(歩行困難者等)の交付が受けられる。

 俗にいう「除外標章」だが、たまにニュースにもなっているとおり、対象となる歩行困難者がクルマに乗っていない場合などは、道路交通法によって駐車禁止などと同様の取り締まり対象になる場合がある。

 障がい者用スペースの不正利用についての唯一の公的な罰則と言える。しかし、摘発されるのはほんの一部で商業施設などは前述のとおり対象外となる。

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