クルマによっては撥水効果のあるタイプの使用は控える!
また、クルマによっては衝突被害軽減ブレーキに使われるカメラが、撥水加工による雨水の水滴化によって誤作動する可能性があるという。たとえば下記はスバルのアイサイトの注意喚起。一度、確認してみてほしい。
アイサイトの注意喚起には「水分が水滴状態になりカメラの視界を遮る場合があるのでフロントガラスにコーティング剤をつけないでください」の記述がある。
コーティング剤に関する注意喚起ではあるが、ウィンドウウォッシャー液も例外ではないだろう。
実際、ディーラーによっては「撥水効果や油膜取り効果のあるウィンドウウォッシャー液の使用は避けてください」とアナウンスしているところもある。
「水道水でも問題ない」はホント?
出先などでウィンドウウォッシャー液がなくなった場合、水道水を少し補充して使用。帰宅後に正しいものを入れる……くらいなら問題ない。
ただ、常に水道水を入れていると「ノズルやホース、ウォッシャータンクが冬に凍結して破損」、あまりウィンドウウォッシャー液を使わないユーザーなら「水道水が腐ってノズルやホース詰まりの原因」になったりもする。
ミネラルウォーターはさらに悪く、カルシウムやミネラル成分が塗装面やウィンドウガラスに付着してシミとなったり、カビの原因となることもある。
冬、凍結をかろうじて免れても、ウィンドウに噴射した途端にガラス面で凍りついて視界が遮られることもある。やはり、安心の専用品を使うのがベストだ。
ウィンドウウォッシャー液の補充時に注意することは?
リアウィンドウにワイパーがある場合はリアまわりにもウィンドウウォッシャータンクがあるクルマもあるが、多くのクルマはボンネット内にある。わからなければ説明書を確認。
ボンネットを開けると、何やらキャップのついた部品がいくつか見えるはずだ。
ラジエターキャップ、クーラントのリザーバータンクのキャップ、ブレーキフルードタンクのキャップ、オイルフィラーキャップ、MT車ならクラッチフルードタンクのキャップ、パワーステアリングフルードタンクのキャップ、そして今回補充すべきウィンドウウォッシャータンクのキャップ……と、その数なんと7個!
ボンネット内がかなり汚れているクルマでは、キャップ上面も汚れて何のマークが描いてあるのかわかりにくい。
まずはキャップ上面をウエスなどでよく拭いて、扇+噴水が描かれたウィンドウウォッシャーマークが記されたキャップを探す。
そのキャップが見つかったらキャップを開け、ウィンドウウォッシャー液を規定の濃度に希釈(ものにより原液で使用)して8~9分目まで補充するだけでOK。
経験上、ウィンドウウォッシャー液は補充時にけっこうな確率で少しこぼれるが、車体に影響はないので心配なく。それでも心配であれば水道水でまわりを軽く流せば問題ない。
今回は、ガソリンの次に頻繁に補充することになるウィンドウウォッシャー液について書いたが、補充は「DIYメンテナンスの最初の一歩」ともいえる行為。
キャップのマークの確認さえできれば難しくはないので、ぜひチャレンジしてほしい!
【画像ギャラリー】ケチっちゃダメダメ!! ウィンドウウォッシャー液を「ナメたらいかんぜよ!!」(5枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方アイサイトは二眼カメラ差異が命なので、そこを屈折率変えて狂わしてしまったら元も子もないです。
じゃあ他社みたいにレーダー併用式にすればと言われますが、それが無いからこそ安価で高水準を提供できているんですね。
撥水コートもウォッシャー液も変なもの混じっているのはやめたいですし、使用後は帰ってから拭き取りしたいですね。どのみちウォッシャー使う状況なら車汚れてるでしょうからついでに。
ちょっと内容から外れますが、間違ってウォッシャー液をラジエタークーラントのリザーブタンクに間違えて入れるユーザーがたまに居ます。間違えると場合によっては結構面倒な作業です。配置や視認性は考えて設計してほしいですね。あとちゃんとしたウォッシャー液でも、数年同じものだとタンク内にヘドロみたいなのが溜まってノズルが詰まることがあります。ウォッシャーが出なくなるだけですが、車検に受からないんですよ。