【もうだめ眠い…のために】運転中に眠くなった時に効く対処法


 運転中、突然襲ってくる強烈な眠気。居眠り運転による事故は死亡事故に繋がりやすく、「運転中に最も気をつけなければいけない」危険な行為だ。そうと分かっていても、眠気は襲ってくる。運転中に眠くならないため、そしてどうしても眠くなってしまったとき、どのような対処が効果的なのだろうか。
文:吉川賢一 写真&イラスト:Adobe Stock


■居眠り運転には「魔の時間帯」が存在する

 公益財団法人国際交通安全学会の学術誌(下図※)によると、交通事故全体においては、朝と夕方の通勤や退勤時、という交通量が多い時間帯に発生率が高くなっているのに対し、居眠り運転事故は夜中から早朝にかけてとお昼過ぎ、という比較的交通量が少ないと思われる時間帯に多く発生している。

『居眠り運転発生の生理的メカニズム 』林光緒( 広島大学大学院総合科学研究科教授)著「国際交通安全学会誌 Vol.38」より

https://www.iatss.or.jp/common/pdf/publication/iatss-review/38-1-06.pdf

■なぜ眠くなるのか

 ではなぜ、この時間帯に多く発生するのか。実は「交通量が少ないから運転が単調になって…」という理由だけではないのだ。

 私たち人間は通常、朝起きて夜になると眠くなる。人間に備わっている「生体リズム」がそうさせている。ここでは「生体リズム」についての詳細な説明は控えるが、夜半から早朝にかけて居眠り運転事故が多くなっているのは、「人間が眠くなる時間帯」であるためであり、ある意味避けては通れない生理現象なのだ。

 いっぽうお昼過ぎに多くなっているのは、この生体リズムに加えて、食事に起因していることも大きい。お腹がいっぱいになると眠くなる、というのは誰もが実感していることであろう。

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