ロードスターの「意のまま感」すげぇ!! BRZも大健闘……アルピーヌA110vs国産スポーツ「ハンドリング王」決定戦

■ハンドリングのいいクルマは50km/hでも楽しい!!

アルピーヌ A110Sは「操縦性」という点では抜きん出ているが、そのほかの各車もそれぞれ個性があり、魅力的だ
アルピーヌ A110Sは「操縦性」という点では抜きん出ているが、そのほかの各車もそれぞれ個性があり、魅力的だ

 日本国内の一般道であれば最高速度は60km/hというのが原則。ましてや山道だったら40~50km/hに規制されている区間がほとんどでしょう。

 今回の「ハンドリング王候補車」のようなクルマたちを、50km/h以下で走らせたらどのような評価になるのか? 結論から言ってしまえば、サーキットで限界を引き出してよさを感じるクルマは、一般道を50km/hで走ってもよさを感じるし、運転していて楽しいのです。

 私がこれまで体験したなかでも印象的だったのがマクラーレン。普通の一般公道を40km/h程度で流して走っても操縦性のよさを実感できるのです。

 それに乗り心地が滑らかでとても心地いい。今回のクルマたちでいえば、アルピーヌA110Sやマツダロードスターなどは特に、マクラーレンで感じたような「よさ」を感じます。

 最大の要因はジオメトリー。クルマが走り出せばサスペンションに荷重がかかりストロークします。この時、タイヤの接地面が変化せず、しっかりと路面に接地していることでタイヤのグリップ力を引き出すことができ、安定した姿勢を維持できるのです。

 そのためにはサスペンションが伸びても縮んでも、タイヤが垂直に上下できるサスペンションが求められます。これがジオメトリー。アームを複雑に組み合わせて接地変化の出ないサスペンションを設計するのです。

 こうした優れたサスジオメトリーと、それを活かせる車体剛性を持ったクルマは、50km/hで走っても運転の楽しさを感じさせてくれるのです。

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