逃げ道をつくってあげよう
他にも、ドアを強めに閉めることや、エンジンをかける前に「ワイパーを回す」というのも有効だそう。ワイパーのモーター音に驚いて、クルマ下から脱出してくれることもあるとのこと。ポイントは「逃げ道をつくってあげる」こと。エンジンルームの上側から音や衝撃を伝えて、猫が入り込んできたであろう下方向へ逃がしてあげるようにしてください。どうしても出てくれないようであれば、JAFに救援要請をするのも手です。
野良猫をよくみかける地域では「予防」も有効
ただ、野良猫をよくみかける地域であれば、猫が入り込まないような予防も必要。猫は気に入った場所には何度も戻ってくる習性があるため、いちど「お気に入り」認定されてしまうと、ちょっと困ったことにも。「猫バンバン」には、猫に「居心地が悪く、嫌な場所」と認識してもらう効果もあるため、駐車場や近所で猫をよく見かける、という方は、ぜひクルマに乗り込む前のルーティーンとして取り入れてください。
また、近年注目されている猫の侵入対策が、猫には聞き取れて、人間には聞き取ることのできない周波数の音を発することで、猫に居心地の悪さを感じてもらう超音波発生器。ただ機種によっては、耳がいい人には聞こえてしまうこともあるようなので、注意が必要。少し値段が高め(10,000円程度)の機種であれば、高い周波数帯の音を発生させることができるようです。
ほかにも、猫が嫌いな木酢液やコーヒーの出がらしなどをクルマの周りにまいておく、という方法もありますが、匂いで対策する場合は、一時期来なくなっても、その匂いがなくなるとまたやってくる、いうことがあるようです。
猫にとっても人にとっても防ぎたい!!
先日、SNSで、エンジンルームに入り込んだ猫が、ボンネットの内側に貼られていた断熱材で爪とぎをしてしまい、断熱材がボロボロになってしまった、という投稿をみかけました。エンジンルームへの猫の入り込みは、猫にとっても人にとっても防ぎたいもの。猫が入り込みやすい季節は、クルマに乗り込む前に、トイレのドアをノックするように、「トントン(誰かいますか?)」と、問いかけてから、エンジンを始動させましょう。
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