レクサスLM登場も2000万円……ベンツSクラスの方が安いってマジか!! 世界のライバル高級車10選

■キャデラック エスカレード(1800万円)

現行モデルは2020年に一新した5代目。全長は5.4mに達し、全幅は2mを超える巨体となる
現行モデルは2020年に一新した5代目。全長は5.4mに達し、全幅は2mを超える巨体となる

●3つのポイント
・世界最高であるAKGのオーディオを装備
・当たり負けしない頑丈なボディ
・今や絶滅危惧種といえるV8エンジンを搭載

 エスカレード、見ただけで「なんだか凄いね!」感が強く漂う。全長5400×全幅2065mmというスペックを見ただけで社長用のクルマにゃふさわしい。

 エスカレードの凄さは「キャデラックといえばBOSE」というイメージをぶっ壊したAKGのオーディオでしょう!

 何とハードはアンプ3つの28チャンネル・36スピーカー。鳴らしてみたら「なるほどBOSEも逃げ出すワな!」と思えるくらいステキ。

 今や絶滅危惧種の6.2L・V8というパワーユニットの時代を読めない感がいい。こんなクルマに乗っていたら安全だし、因縁も付けられないと思う(笑)。

(TEXT/国沢光宏)

■ポルシェ タイカン(1913万円)

EVとなるタイカン。1913万円のGTSは517psを発揮し、駆動方式は4WD
EVとなるタイカン。1913万円のGTSは517psを発揮し、駆動方式は4WD

●3つのポイント
・ドコから見てもポルシェとわかる存在感
・後席に乗っててもポルシェとわかる走り
・長距離を速く走っても疲れないこと

 自分が社長なら余計な出費は避けたいので本来ノーマルアルファードで充分。ですが2000万円前後であるならばタイカン。

 なぜなら「ポルシェ」という名前や存在感もそうだけどなによりも後席に乗っててキモチよくて、ポルシェということがわかるから。どんな高級車でもスタイルや車内の演出抜きで「このクルマ」と思えるものは少ない。

 しかしタイカンはアクセルを運転手が踏んだ瞬間、後席で「あ、ポルシェだな」とわかる。それは曲がっても止まっても高速走ってもそうで、乗り心地がいいだけのクルマではないが、走りだけで濃厚なポルシェクオリティを乗員に伝えることができる希有な高級車。ちとデカいけど。

(TEXT/小沢コージ)

■メルセデスベンツ S500(1934万円)

ベンツSクラスは1469万円から設定。2000万円級は、S500の4マチック ロングで1934万円
ベンツSクラスは1469万円から設定。2000万円級は、S500の4マチック ロングで1934万円

●3つのポイント
・危険を避ける性能が優れている
・各種の先進安全装備が充実している
・ボディが大柄なわりに小回りの利きがいい

 社長は、社員の健康と会社の業績のために尽力する必要がある。そうなると自分の安全も大切で、メルセデスベンツS500 4マチック ロングを選ぶ。ホイールベースの長いワイドなボディは、セダンとあって重心が低く剛性は高い。

 例えば雨天の高速道路で、前方を走る複数の車両が衝突事故を発生させた時でも、S500なら回避できる可能性が高まる。危険を避ける能力は、高重心のレクサスLM以上だ。

 その一方で最小回転半径は5.5mに収まり、LMの5.9mに比べて小回りの利きもいい。ボディが大柄だが、目的地付近の道路環境が悪くても安心できる。

(TEXT/渡辺陽一郎)

■レクサス LM(2000万円)

後席が豪華なレクサス LMは注文が開始されていて、発売は12月下旬頃予定
後席が豪華なレクサス LMは注文が開始されていて、発売は12月下旬頃予定

●3つのポイント
・社長ならやはり目新しいものを選びたい
・LMなら名刺代わりにもなりそうだ
・文字どおり応接室のような装備が魅力

 私が2000万円級のショーファーカーを選べる社長だったら、新鮮味のあるものを選びたい。

 という観点と予算で選ぶと、アルファードをショーファーカーとして使うケースは増えているけど、レクサスLMは早期に買えば見かけることも少ないと思うので「LMで来る社長さんね」と仕事先で覚えてもらえそう。

 また「LMどうですか?」とLMをきっかけにした会話も増えそうで、クルマのよさ以外のメリットが大きそうなのも決め手だ。

 クルマそのものも超大型ディスプレイやパーテーション、シェードなど車内での打ち合わせに便利な機能が満載で、このあたりを試すという意味でもLMを選びたい。

(TEXT/永田恵一)

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