■コンパクトカーでゴルフはありなのか?
荷室サイズがかぎられるコンパクトカーはゴルフに適さないのか、といえばもちろんそうとは言いきれない。
横置きこそできないものの、後席を倒して荷室を拡大すれば、おおむね3名乗車でキャディバッグと着替えの積載はできる。昭和の接待ゴルフでもなければ、同伴するゴルファー全員を迎えにいって4名乗車というシチュエーションはそう多くはない。
2~3名でコースに向かうなら荷室幅が広い必要はなく、後部座席を倒してキャディバッグを3本重ねて縦に配置すればよいのだから。これならドライバーを抜き挿しする必要もない。
時代の流れとともにゴルフのスタイルも変化しつつある昨今、コンパクトカーとゴルフの親和性も高くなりつつある。
■コンパクトカーでゴルフのイチ押しは横置きOKのトヨタシエンタ!!
コンパクトカーでゴルフに行くならどんなクルマがいいのか? 筆者のイチ押しはトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」。
シエンタならより効率的にゴルファーとクラブを運ぶことができる。5人乗り2列シートモデルの荷室幅は1265mmと前述のミドルクラスSUVにも匹敵。試しに筆者の9型キャディバッグを積んでみたところ、ぎりぎり横積みできた。クラブ長とキャディバッグのサイズ次第では4名乗車、キャディバッグ4本積載も可能だろう。
さらに、荷室のフロア高が低いため積み下ろしが容易で、荷室高も1055mm確保されているので、容積的にはキャディバッグを立てて積めないこともなく、低床で開口部も大きく、積み下ろしも容易。改めてシエンタの積載性はゴルファーにとっても魅力的ではないだろうか。
ちなみに、荷室高があるクルマの場合、ドライバーを抜けばキャディバッグを立てても積めなくもない。ただし、このまま走行しては危険なので、後方視界をモニターなどで確保できることや荷物を固定する必要があるものの、スペースを有効利用できる。
もちろん、運送会社などを利用し、ゴルフクラブをコースと自宅間で発送するなど、クルマに積載しないで済ます方法はあるが、持ち込み、持ち帰りのほうが発送時間のタイムラグや万が一のクラブの破損といった心配がなく、何かと安心ではある。
ストレスなくクラブを積載できれば、プレーの質を向上させることだってあることを考えると、クラブの積載性はゴルファーにとってやはり重要な事項なのかもしれない。
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