■職人というよりもオールラウンダー
コンピューター診断が増えてきて、整備士の仕事が単純化するなどと言われることもあるが、知識と判断が必要になるのは、今も昔も同じだ。
昔よりも様々な機器を使い、多くの情報を得られるようになった整備士は、得た情報をどのように使うかが仕事の良し悪しを決めると言ってもいい。
優れた技術だけでは、仕事にならないのが今の整備士である。
聴けて、話せて、技術にも長ける。整備はもちろんできるのだが、仮に自動車販売をしてくれと言っても、普通にこなしてしまうだろう。
いい整備士はクルマも難なく売れる。まさにオールラウンダーというわけだ。
東京オートサロンで、自動車大学校の生徒たちと話す機会があるが、最近の学生はしっかりとプレゼンができる。
話し上手で技術もある若者がどんどんと育っている日本の自動車整備士たちに不安は無い。
人財は十分。あとは待遇が変われば、日本の自動車整備のレベルは、さらに高まっていくだろう。
【画像ギャラリー】販売、整備以外は何してる? 自動車整備士の1日はかなり大変だぞ!(4枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方高い年配層には整備士=職人職とまだまだ認知されている面もあり、ワンマンプレーと思われがちですが私たちメカニックはチームワークなくしては工場は回らず、コミニュケーションの重要性を日々感じてます。
作業の得意性(早い遅い、細かい大雑把等)も分かれ、コミュニケーション能力の高い低いなどもあるので、各人の得意不得意も鑑みて円滑に工場を回し、お客様が安心してお車に乗って頂ける様日々専念しております。
国産ディーラー整備士です。
上から目線の様で恐縮ですが、的を得ている内容で安心しました。
一日の流れは大体がこんな感じです。
あとはメーカー、店舗に寄りますが新車整備もあることくらいでしょうか。
内容の通りで、一日中整備してるだけで良い訳ではなく、今は整備士もお客様と接遇し提案もし時には車販活動を行う方が必要とされています。