■車重の重いクルマが燃費性能で軽いクルマを追い抜くなんて!
スペーシアはワゴンRに比べて車両重量が60kg上回り、全高も95mm番高いから空気抵抗も大きい。それなのにJC08モード燃費はワゴンRに0.2km/L勝る29.0km/L だ。重くて背が高いスペーシアのほうが、ワゴンRよりも燃費性能が優れている。
前代未聞の話だが、背景にあるのは5カ月ほどスペーシアの登場が遅いこと。この間にも省燃費技術は進歩して、タイミングチェーンの幅を狭めるなど、33.0km/Lのアルトエコと同様の改善を施した。
となればワゴンRも近々同様の技術で燃費を向上。おそらくスペーシアだけでなくeKシリーズやデイズも追い抜くはず。(渡辺陽一郎)
●仰天度:89
■自賠責保険料が2回続けて値上がりしたのは前代未聞!
自賠責保険料が11年に続いて13年にも値上げされた。これは前代未聞。自賠責保険は「得をしても損をしてもいけない」から、定期的に値上げと値下げを繰り返してきた。値上げして保険収支が黒字になると貯め込み、次の値下げで赤字になると吐き出す。その結果として収支を均衡させる仕組みだ。
ところが2008年3月の値下げが28%前後と大幅で、赤字が増えすぎた。そこで2回にわたり値上げしている。「事故が増えた」は言い訳。そもそも意図的に値上げと値下げを繰り返す商品はあり得ない。制度を根本的に改めるべきだ。(渡辺陽一郎)
●仰天度:88
■三菱車に三菱電機製以外のカーナビが装着されるなんて!
日産との共同開発でデビューしたeKシリーズ。この共同開発によってディーラーオプションとして設定されるカーナビが従来の三菱車にはないラインアップになっている。
これまで三菱車のカーナビは三菱売機製を採用することがほとんどだったが、新型eKシリーズには旧サンヨーから引き継いだパナソニック製とクラリオン製の2タイプが用意。
2タイプとも日産のカーウイングスに対応したモデルで、共同開発によって生まれた結果といえそう。
●仰天度:80
(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)
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