【慌てて磨くのは厳禁!!】ボディがまっ黄色 黄砂や花粉の効果的な除去方法とは?

 寒い冬が終わり日に日に暖かくなるこの時期、自分のクルマを見て「え、なんでこんなに汚れているの!?!?」とびっくりすることはないだろうか。

 この時期に猛威を振るう花粉と黄砂は、私たち人間にとっても「有害」だが、クルマにも「有害」であり、放っておくと取り返しのつかない事態にもなりかねない。では、どういった除去方法が効果的なのだろうか。

 以下、その影響と対策をお知らせしたい。
文:吉川賢一 写真:Adobe Stock


■花粉と黄砂がクルマに与える影響とは?

 3~5月にかけて、屋外に駐車したクルマのボディや窓ガラスがうっすら黄色っぽくなっていたら、それは「花粉」だ。

 花粉はやっかいなことに、雨に濡れると中からベクチンというネバネバ物質が染み出して、塗装やコーティング被膜に吸着する。それがそのまま乾燥すると、無数のシミとなってしまう。

 さらには外観も汚れて見えるので、花粉はどうしても厄介なのである。

 ちなみに筆者のクルマは黒いボディのため、ひとたび雨が降って風が吹くと、ボディに付いた水分に花粉が付着して乾燥し、クルマ全体がまるでトラ模様になってしまう。特に洗車した直後に雨が降ると、そのショックは大きく、その時ばかりは黒いクルマを買ったことを後悔する。

 いっぽうボディが粉っぽく真っ白になっていたら、それは「黄砂」によるもの。ピークは4月で、放置するとザラザラとこすれて、キズつきの原因にもなる上に、塗装やコーティング被膜がダメージを受けてしまうこともしばしば。こちらもやっかいなもので、放置は危険なのだ。

■絶対に「ゴシゴシ」擦ってはいけない

 花粉や黄砂は、紫外線や雨(酸性雨)で酸化する。これを放置してしまうと、ボディコーティングが弱くなり、塗装が浸食され、ボディのツヤが無くなってしまう。花粉や黄砂が飛ぶこの時期は、こまめな洗車が必要である。

 特に雨が降ったあとは、できるだけ早く洗車をすることをお勧めする。

 ただし、花粉や黄砂を落とそうと、やみくもに洗車をしてゴシゴシとボディをこするのは、傷の原因になってしまうので危険だ。また、花粉や黄砂を落とす前のワックスがけも厳禁。しっかり洗車して落としきってからワックスがけをする方がボディには優しい。

■効果的な花粉、黄砂の除去方法は?

 花粉、黄砂の除去で一番重要なポイントは「最初にボディにたっぷり水をかける」こと。

花粉や黄砂の除去のためには洗車が必要。しかしその洗車にもいろいろ注意点がある

 水をかけることでボディについた花粉、黄砂をある程度浮かび上がらせるのだ。高圧洗浄機を使用して水をかけるのがベストだが、ホースでも代用可能。とにかくたっぷりの水で洗い流すことが重要だ。

 次にカーシャンプーをしっかり泡を立てて細かい泡を作る。

 カーシャンプーは、スポンジでも泡立てることができるが、少し水圧を高めた水をバケツに入れると、あっという間に泡立てることができる。

 そして、水気たっぷりのボディを、たっぷりの泡を付けたスポンジでそっと優しくなでるように洗う。この状態で落ちる様子がなければ、「少しだけ強めに」スポンジを当てる。最初の段階でたくさんの水をかけていれば、多少強めに洗っても傷がつくことはない。

 ボディ一面を洗うごとにすすぐようにすれば、綺麗に仕上げることができるが、ここで注意しなければならないのが「全体が洗い終わるまでは、まんべんなくボディに水をかけ続けること」。

 一面洗い終わってそこだけ水をかける、を繰り返していると、最初に洗ったところは拭く前に乾いてしまう恐れがある。水をかけるときは常にボディ全体にかけることを忘れないようにしてほしい。そして、全体が洗い終わったら、セームタオル等で一気に水滴を拭き取る。

 また、仕上げのワックスがけでも注意が必要。ワックスをかけると静電気が発生し、せっかくキレイにしたクルマに花粉を呼び寄せてしまうことに。この時期は、静電気が発生しにくい簡易コーティングをおすすめする。

■まとめ

 花粉と黄砂にはとにかくこまめな洗車が大切である。筆者も「またすぐに黄色くなっちゃうから洗車してもなあ」とつい考えがちではあるが、愛車をいつまでもキレイに保つためには「手間を惜しむな」ということだろうか。

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