本格的な猿投のオフロードコースをしっかり走れるのか?
猿投アドベンチャ―フィールドにはラングラーのルビコンでないと走れないような難所もあるのだが、さすがに今回はそちらは使わず、とはいってもそれなりに並のクロスオーバーでは難しいであろうコースを走行した。
「セレクテレイン」は、「SPORT」、「AUTO」、「SNOW」、「SAND/MUD」が選べ、今回使ったSAND/MUDモードでは、30km/h以下では常時AWDロックとなり、前後50:50のトルク配分となる。さらに、ASR(トラクションコントロール)とESP(横滑り防止装置)がこのモードに最適化されて作動する。
このコースは過去に何度もいろいろなコースで走ったことがあるが、アベンジャーは小柄なので取り回しがいいことがまず印象的だ。
さらに、ちょっときつめの下り勾配に出くわした際には、ヒルディゼントコントロールが役に立つ。勾配がかなりきつい場合にはニュートラルに入れることを促すメッセージが表示され、それに従うとシステムがよりブレーキの制御に専念して安定して下っていけるようになる。
最低地上高が210mmも確保されているので、かなり凸凹のある道でも下をぶつける不安がないし、重要な部位は鋼鉄製のアンダーガードが守ってくれるのも心強い。凸凹な路面を走ってもあまり衝撃がダイレクトに伝わってこなくて、乗り心地がいいことも印象的だった。
それなりに急な上り勾配の途中で完全停止して、坂道発進できるかどうか試してみたのだが、いとも簡単に発進できて拍子抜けするほどだった。何回か場所を変えて試しても同じで、何事もなかったように発進できたので、本当に冒頭で述べたリデューサーを備えたシステムが優秀ということだろう。
ステランティスでは多くのブランドで基本的に同じシステムを共用しており、それぞれのブランドに合わせて最適化しているが、このシステムも途中までは他モデルと共通でも、ジープの名に恥じない走破性を実現するために、これだけ凝ったシステムを作り上げたことに感心せずにいられなかった。
「どこへでも行ける。何でもできる。」というジープのDNAが垣間見えたひとときだった。このシステム、実は舗装路での走りもかなりの自信作らしいので、試す機会が楽しみだ。見どころ満載の小さな本格派の登場を心より歓迎したい。
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