■日本車メーカーも油断してはいけない一台
T-Crossの魅力は、かっちりとしたつくりの良さと、つくりの良さがもたらした「走り」の素性の良さだ。
これまでクルマのオシャレ度では、ルノーやミニ、プジョーに対して及んでいなかったように思えるVWだが、エクステリアとインテリアカラーの遊び心も加わり、300万円ちょっとで手に入るのならば、このT-Crossを考えてみよう、という、日本のユーザーも多いに違いない。
キックスやヤリスクロスといった国産コンパクトSUVは、ハイブリッドシステムによる燃費向上面で、欧州勢に対して有利ではあるが、これだけリーズナブルな価格で、おしゃれで質実剛健なドイツ車が手に入る、となれば、決して油断はしていられない。
「コンパクトSUVがいいけど、他人とはちょっと違うクルマがいい」という需要にもちょうどいい。
このT-Crossが、今後国内でどれくらい暴れてくれるか、非常に楽しみだ。
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