いきなり爆売れ新型ヴェゼル公道試乗!! 大人気で受注3万台!! ライバルよりここがすごい!!


コスパでは敵わない、しかし使い勝手はヴェゼルが上

 新型ヴェゼルの最大のライバルはやはり、トヨタ「ヤリスクロス」であろう。ヤリスクロス最大の長所は、なんといっても「コスパの良さ」だ。ガソリン仕様が税込189.6万円(X/2WD)、ハイブリッド仕様が228.4万円(ハイブリッドX/2WD)と、他メーカーのSUVよりも2ランクは安い。

 しかも、その魅力はコストだけではなく、使い勝手の良いボディサイズ感に加え、卓越したハンドリングも持ち合わせている。ガソリン、ハイブリッドのそれぞれに4WDも設定するなど、日本の降雪地域の需要にも、しっかりと応えている。

 だが、新型ヴェゼルには、ホンダの「MM思想(人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に(マン・マキシマム/メカ・ミニマム))」に基づいた、使い勝手の良いカーゴエリアがある。極限まで考え抜かれたパッケージングは、新型ヴェゼルでしか味わえない魅力だ。

新型ヴェゼル最大のライバル「ヤリスクロス」のコスパの良さは圧倒的。しかし新型ヴェゼルにはヤリスクロスにはないパッケージングのよさがある

 そしてこの流行りのデザイン。この辺りを重要視される方にとっては、新型ヴェゼルの方がおススメだ。

新型ヴェゼルは「まだまだここから磨いていく」

 グレード構成は、ガソリンG(2WD/4WD)、e:HEV X(2WD/4WD)、e:HEV Z(2WD/4WD)、そして最上級のe:HEV PLaY(2WDのみ)の7グレード。税込みの車両本体価格は、ガソリン車が約227万円~、e:HEVが265万円~となる。

 前述したとおり、ハイブリッド比率が9割を超えているようだが、なかでも売れ筋のグレードは、ハンズフリーアクセスパワーテールゲートやブラインドスポットインフォメーションが標準装備されている「e:HEV Z」の2WDだ。

 新型ヴェゼルは、魅力的な新アイテムが満載で、先代ヴェゼルのユーザーにとっては、とても魅力的に映るだろう。だが、明らかに上級移行したことで、先代が担っていた、気軽に乗れて、使い勝手がめちゃくちゃ良い「ホンダのエントリーSUV」としての立ち位置がやや薄れてしまったようにも思う。

 そして現時点は、先代にはあったRSやツーリングといった「元気なヴェゼル」の姿が見られないのも寂しいところだ。

 新型ヴェゼルの走行実験を担当したホンダ4輪R&Dセンターの平村亘氏によると、「新型ヴェゼルは素晴らしいシャシーとプラットフォームを手に入れたので、これらをさらに活かせるよう、マイナーチェンジなどで磨いていきます」とのこと。

 新型ヴェゼルはまだまだ進化するようだ。この強敵新型ヴェゼルにライバルたちはどう立ち向かうのか、コンパクトSUV市場の熾烈な競争は、さらに加速するだろう。

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