新型ヴェゼルは「まだまだここから磨いていく」
グレード構成は、ガソリンG(2WD/4WD)、e:HEV X(2WD/4WD)、e:HEV Z(2WD/4WD)、そして最上級のe:HEV PLaY(2WDのみ)の7グレード。税込みの車両本体価格は、ガソリン車が約227万円~、e:HEVが265万円~となる。
前述したとおり、ハイブリッド比率が9割を超えているようだが、なかでも売れ筋のグレードは、ハンズフリーアクセスパワーテールゲートやブラインドスポットインフォメーションが標準装備されている「e:HEV Z」の2WDだ。
新型ヴェゼルは、魅力的な新アイテムが満載で、先代ヴェゼルのユーザーにとっては、とても魅力的に映るだろう。だが、明らかに上級移行したことで、先代が担っていた、気軽に乗れて、使い勝手がめちゃくちゃ良い「ホンダのエントリーSUV」としての立ち位置がやや薄れてしまったようにも思う。
そして現時点は、先代にはあったRSやツーリングといった「元気なヴェゼル」の姿が見られないのも寂しいところだ。
新型ヴェゼルの走行実験を担当したホンダ4輪R&Dセンターの平村亘氏によると、「新型ヴェゼルは素晴らしいシャシーとプラットフォームを手に入れたので、これらをさらに活かせるよう、マイナーチェンジなどで磨いていきます」とのこと。
新型ヴェゼルはまだまだ進化するようだ。この強敵新型ヴェゼルにライバルたちはどう立ち向かうのか、コンパクトSUV市場の熾烈な競争は、さらに加速するだろう。
コメント
コメントの使い方