100万円を切るスズキアルト「A」グレード!! 試乗して分かったその実力!!


■ワインディングも不安なく走れる

各種安全装備を載せてこの価格。走りの総合性能も高く、言うことなしだ

 ワインディング路はどうか。アルトが苦手とするシチュエーションと想像していたが、まったくの杞憂。むしろ楽しかった!

 前述したロックトゥロック4回転を意識してステアリングの切り始め、戻し始めさえ遅れなければ、軽量ボディとしっかりとしたプラットフォーム、そして腰のある足回りによって、不安なく走り切る。

 走りの総合性能は明らかに高い。サスペンション取り付け部分の剛性を高め、部位ごとの特性変更を施したブッシュを組み合わせることで挙動がしっかり把握できる。

 ESCのアンダーステア制御(カーブ内側後輪のブレーキ介入)のしきい値が低め(≒早めに作動する)など、かなり安全マージンを考えたセッティングだが、実用車であるアルトの性格からすれば順当だ。

 足元は155/65R14(ダンロップ・エナセーブEC300+/指定空気圧240kPa)と細めながら、よっぽどこじらなければ、カーブ途中でのステアリング切り足し操作も受け付けてくれる。これなら回避動作でも安心だろう。

 瞬間燃費計の値ながら、高速道路区間(約170km)では終始27~32km/L台、平均車速12km/h程度の激しい渋滞路を含む市街地(約70km)では21~24km/L台、ワインディング路(約60km)の登り坂では7km/L台。

 こうしたあらゆる道路環境で300km走り回った燃費数値は、23.3km/Lだった。ちなみにカタログ上のWLTC値は25.2km/Lだから、その92.4%を達成していた。

 じつはAグレードの試乗に先駆け、アルトのフラッグシップモデル「HYBRID X」の試乗を済ませていた。「S-エネチャージ」改め「マイルドハイブリッドシステム」を搭載し、税込み125万9500円。

 快適装備はふんだんにおごられるがボディ、足回り、シート、ペダル周りの遮音材、先進安全技術などは同じ。ISGが直にエンジンをアシストするから中速域までの走りは一層力強い。

 しかしながら筆者ならAグレードを選ぶ。これに「バックアイカメラ付ディスプレイオーディオ」(55,000円)と、フロアマット(16,115円)を付けて、ETC車載器と前後2カメラドラレコを選択。締めて税込み100万円ちょっとです!

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