■唯一の不満点はオーディオの音質?
1600rpmという低い回転域から最大トルク300Nmを発生し、最高出力177psを発揮する1.8L直噴ターボは、アウトドアや雪道を居住地とするフォレスターのキャラクターに合う。
高速巡航中だと常に最大トルクの発生領域に入っているため、従来のターボなしの2500ccよりずっとパワフルに感じます。加えて「やっぱり純エンジン車の乗り味が好き!」という人も多いんじゃなかろうか。
今回感じた唯一の「イマイチ!」はオーディオです。スバルといえばいいオーディオで有名ながら、試乗したフォレスターSTI Sportの場合、少しばかり不満。TVの音声くらいなら問題ないけれど、スポティファイでTOP50など聞くと低音がしっかり鳴らない。高音の質も厳しい。フォレスターを買うなら、ロングドライブの素敵な相棒になりそうな上級オーディオを選ぶべきだと思う。
■長澤コーヒーとわんこそばを堪能!
そんなことを考えながら走っていたら、お昼ご飯とトイレ休憩1回を挟んで17時前に盛岡に到着! さっそくニューヨークタイムスで紹介されていた長澤コーヒーへ。
同店オーナーの長澤さんは2019年に世界的なコーヒーメディア『SPRUDGE』が選出する「コーヒーの仕事を通じて世界を変えている20人」に選ばれている。店内にクラシカルな大型ロースターがあり、いい香りがしてくる。
6時間かけて走ってきて世界的に高い評価を受けている1100円のスペシャルコーヒー(ブレンドは500円くらいからあります)を飲むと、な~んか幸せな気持ちになれます。
新型コロナ禍でバーチャルな世界感をいろんな場面で体験したけれど、長い時間をかけて移動してリアルな体験をした時の満足感ってやはり素晴らしい! ウソ偽り誇張なく、来てよかったなと思う。
翌日は早起きして雪道を走る(それが試乗会のテーマです、笑)。いつもどおり、安心かつ安全。フォレスターの最低地上高は220mmもあるうえ、4輪の駆動力を確保できる「Xモード」が付いているため、いいスタッドレスタイヤを履けばクロカン4WDに勝るとも劣らない悪条件まで耐えられる。レガシィアウトバックと並び、雪道を走るなら心強い。大雪じゃなかったこともあり余裕!
そして2日目の盛岡最後のプログラムは「わんこそば」。知名度こそ高いが、実際に食べた人となると案外少ない。今回同行した編集部担当の渡邊君(52歳)も初めてだという。
入店したのは「そば処 東屋盛岡駅前店」。味こそ普通ながら、こんなに楽しく蕎麦を食べさせる文化はない。しかも絶滅危惧種。
実際、本場の盛岡でも数店でしか残っておらず。盛岡まで行って子供や孫たちに食べさせる価値はあります! 男性で平均50~60杯、女性は平均30~40杯だそうで、ふたりとも同じく103杯を食べたが(同行した女性カメラマンは39杯)、この店での最高記録は450杯だそうな。
その後はフォレスターとレヴォーグの2台でまたノンストップで東京まで! 何とかタイムリミットまでに間に合ったが、楽しかった~。
【画像ギャラリー】スバル車の「総合雪国性能」を徹底チェック! 2日間計1100kmをフォレスターとレヴォーグで雪上試乗をこなしてわかった真実とは?(39枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方