レヴォーグの改良は高頻度!特に予防安全機能の充実はさすが
レヴォーグはだいたい1年ごとに改良が行われている。
特にアイサイトXの進化にはこだわり、長時間に渡ってステアリングが操作されていない場合に徐々に減速・停止し、ハザードランプやホーンで周囲に知らせる「ドライバー異常時対応システム」を2021年11月に改良し、車線内で停車した際にはすべてのドアが自動で開閉できるようになった。
2023年10月の改良ではステレオカメラに加えて広角の単眼カメラ採用し、低速走行時の自転車や歩行者に対するプリクラッシュブレーキ性能が向上した。
さらにデジタルマルチビューモニター機能に4つのカメラから取り込んだ映像を合成し、360度映し出す3Dビュー表示が可能になり、死角を減らすことでバックでの車庫入れなどでの安心感が増している。
そして2024年12月には「ドライバーモニタリングシステム」と「ドライバー異常時対応システム」との連携強化が図られ、ツーリングアシスト作動中に長時間ステアリングから手を放している場合に加え、脇見や居眠りを検出した場合にも作動するように改良された。
また、「車両中央維持制御」と「先行車追従操舵制御」も改良された。高速道路などで車線中央付近を走行中は軽めの操舵フィールとなり介入操舵をしやすくし、ジャンクションなど急なカーブや白線付近を走行している場合は、安全優先で重めの操舵フィールとなり、メリハリをつけてきた。
実際に高速道路で試してみたが、我々が普段乗っている初期型に比べ、お節介さがなくなり、ドライバーにとっては操舵フィールが自然になったと感じた。
インパネ周りのデザインなどは大きく変わっていないが、アイサイトXの進化でもたらされる安心感はスペックにこそ出ないが、レヴォーグの魅力を一段と引き上げている。
今回試乗で何台かのレヴォーグに遭遇したが、オーナーたちから「おっ」という視線を感じた。ブラックのアクセントがオーナーたちには刺さっているのだろう。
コメント
コメントの使い方スポーツワゴンが求められすぎた先代より、落ち着いた多目的車として見られたことでオーナー満足度が増した現行。
レイバックはよりその傾向が強いうえ見た目も万人受けするスタイルですが、通常も使ってみるとかなり全方位です。
価格含め全体的に上級移行し、台数的に比較されると厳しいですが、それでもしっかり利益を生んでる基軸の一つですね。