2021年8月21〜22日にかけて行われたル・マン24時間レース。優勝したTOYOTA GAZOO Racing 7号車のコンウェイ、小林可夢偉、ロペスにとっては悲願の初優勝となった
7号車ドライバーのコンウェイ、小林可夢偉、ロペスの勇姿。数年間、指の間からすり抜け続けた勝利をようやく掴み取った
ル・マン24時間レースが行われるサルト・サーキットはうっそうとした森の中を走る区間がある。夜間は鼻先も見えないほどの闇に包まれ、ヘッドライトの灯りのみが頼りとなる
「ル・マンが嫌いになりそう」と愚痴をいったこともある小林可夢偉だが、今年はようやく勝利の美酒に酔いしれることができた
2021年は雨の中のスタートとなった。昔は名前のとおり『ル・マン式スタート』が有名だったが、現在は安全性を考慮してローリングスタートとなっている
2位に入り、TOYOTA GAZOO Racingワンツーフィニッシュを飾った8号車(ブエミ、中嶋一貴、ハートレー)
夜も更けて照明が灯され、幻想的な雰囲気を醸し出すピットエリア
戦うのはドライバーばかりではない。ピットクルーたちも24時間戦っているのだ
闇の中をホタルのようにヘッドライトが通り過ぎる
眩しい日差しの中を疾走する7号車
歓喜の渦に包まれる7号車のドライバーたち。毎年のようにル・マンの女神に裏切られ続け、ようやく得た勝利は喜びもひとしおだ