「バレーノ」はスズキの海外車両用の車名として登場。始まりは1995年に日本で発売された「カルタス・クレセント」の欧州仕様版だった。日本仕様は1.5Lがメインだったが、欧州仕様では1.8Lがメインとなったバレーノとして販売開始されたのが始まりだった
カルタスクレセント同様にワゴンボディも存在。もともとGMの小型車パートの開発をスズキが請け負っていた関係でカルタスにさまざまなバリエーションが登場したが、2002年以降はそれぞれ独立。ハッチバックはスイフトとなり、現在に至る
一方、バレーノは2003年以降しばらく鳴りを潜めていたが、2015年にインドで発表、発売。翌2016年には日本にも投入された
日本でも販売されたバレーノのインパネ(写真は左ハンドル国向け輸出仕様)。スイフトの上級車種の位置づけだが、スイフト同様シンプルなデザインだ。特徴的なフロントマスク同様、日本で販売するにはちょっと個性が強かった??
2022年2月22日にインドで発表された2代目バレーノ(2だらけ)。インドではプレミアムハッチバックとして2021年は17万台以上を販売した人気モデル。2代目もさらに進化して人気が出そうだ
2代目バレーノのインパネ。メーター横に構える9インチの大型ディスプレイが特徴的だ。それでも写真のマニュアル車が販売のメインとなりそうだ。エンジンは現状4気筒1.2LのK12Cデュアルジェットエンジンのみとなる
その9インチディスプレイは日本でもスペーシアから導入されたコネクティッドサービス「スズキコネクト」に対応している。また、全方位モニターも採用される。日本と同じ装備をインドにも積極採用するところはさすがスズキである
一方、日本では下火になってしまった装備もインドでは積極採用のものもある。そのひとつがAGS(オートギアシフト)だ。2代目の変速機は5速MTと5速AGSの2本立てで、ATやCVTは今のところ用意されない
タイヤは16インチを装備。インドの道路事情に合わせ、最低地上高は高めに確保されている
お次はOEMモデルとして名前が復活したトヨタ「スターレット」。初代は1973年にパブリカスターレットとして登場(2ドアクーペ)。写真は1978年登場の2代目(KP6型)。FRで小型軽量なことからレースの入門車として1990年代前半まで人気だった
3代目(EP7型)スターレット はFFに変更。 FFを活かした広い室内とソレイユといったお買い得モデルの投入により販売は好調。後期型にはキャンバストップ仕様もあった
3代目以降にはターボ車が追加された。ターボはセレクトスイッチにより、出力を2段階に調整可能。前期型で105ps後期型は110psの高出力を誇った。最近はお笑いタレント、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが購入したことで話題となっている
4代目(EP8型)スターレットは3代目の正常進化版として1989年に登場。ノーマルエンジンのハイメかツインカム化や安全ボディ・ABSの採用(オプション)など、今では標準装備の装備も登場し始めた頃だ
5代目(EP9型)スターレット。トヨタ製モデルとしては最終型となる。エアバッグなどが標準装備とされ、安全や環境により配慮したモデルとなった。しかしライバルであるマーチが欧州志向で人気となり、やや販売的には押され気味だった。グローバルモデルとなる初代ヤリス(当時は日本名:ヴィッツ)登場により1999年に販売終了となった
スポーティモデルは「グランツァ」シリーズと命名された。ちなみにインドでトヨタブランドOEMされたバレーノの車名はこの「グランツァ」だ。順序は逆だがどこまでもスターレットに縁のあるバレーノだった
6代目
トヨタスターレットのインパネ。といっても基本はバレーノだ。スズキのステアリングにトヨタのCIマークがついており、なんか新鮮だ
インドではスズキ→トヨタへのOEMだが、欧州では逆にトヨタ→スズキへのOEMが本格化している。写真の「SWACE」はカローラツーリングのバッジ違いだ。ハイブリッドモデルのみの設定だ
もう1モデル。スズキ「ACROSS」。こちらは「RAV4 PHV」のOEMモデルだ。新興国メインでの車両開発を進めていたスズキ。電動化の遅れをOEMで一時的に補完。この後はインドでも電池生産を始めるなど、積極的に電動化を進めると発表されている