バットマンとコウモリ ●バットマンを「コウモリの能力を持ったヒーロー」と勘違いしがちだが、実はバットマン(ブルース・ウェイン)は普通の人間。ブルースは幼い頃のトラウマとなっているコウモリを「恐怖の象徴」として捉え、犯罪者を恐怖させ更生させる目的でコウモリをモチーフとした「バットマン」となるのだ(Sergey@AdobeStock)
バットマンの街 ●バットマンが活躍する都市はご存知ゴッサム・シティ。ニューヨークをはじめとしたあらゆる都市がモデルとなっているが、バットマンのコミック出版以前からニューヨークの異名として「ゴッサム」の名が使われている文献も存在する(jonbilous@AdobeStock)
バットマンと音楽 ●本記事で紹介した映画「バットマン(1989年版)」のイメージソング「Batdance」を担当したのはプリンス。プリンスがジョーカーに扮したミュージックビデオも制作された。1966年のテレビドラマ版のテーマ曲はベンチャーズやイギリスのザ・ジャムもカバー(Alfredo@AdobeStock)
66年版バットマン ●1966年のテレビドラマ版から派生した劇場版も作られ、「バットマン:ザ・ムービー」のタイトルで公開された。コントのような馬鹿馬鹿しさを楽しむ作品だがファンも多く、89年版バットモービルのギミックである真ん丸の爆弾など、66年版へのオマージュとみられる描写も(tiero@AdobeStock)
印象的な悪役 ●近年のジョーカー役といえばヒース・レジャーの演技が話題となったが、89年版でジョーカーを演じたジャック・ニコルソンも圧巻だ。すでに名優として知られていたニコルソンがコミックキャラクターを演じたのも驚きだが、狂気に囚われた悪人をコミカルさも交えつつ怪演した(abir@AdobeStock)
相棒ロビンがいない!? ●89年版にはバットマンの相棒であるロビンが登場せず、一部のファンの間で物議をかもした。主人公とその相棒という構図はアメリカの作品に頻繁に見られるもので、古くはトム・ソーヤーとハックルベリー・フィンの関係が有名。現在では日本の刑事ドラマなどでもお馴染みだ(fizkes@AdobeStock)