日本で売られている日本車はJIS(日本産業規格)の「右ハンドル・右ウインカー」に準拠しているが、輸入車メーカーは、ISO(国際標準化機構)の、「ハンドル位置に関わらず、ウインカーは左側」に準拠している。そのため、日本で売られている右ハンドル仕様の輸入車も、左ウインカーなのだ(PHOTO:Adobe Stock_ tarou230)
「ハンドルの位置にかかわらず」というところが、左側通行の日本においては使いづらいが、世界の大半の国が右側通行(左側通行は、世界のおよそ4分の1)であり、運転するうえで重要であるウインカーの位置を「左」と決めるのは、仕方のないことといえる(PHOTO:写真AC_丸岡ジョー)
輸入車メーカーが、ウインカーを右にしてくれないわけに関しては、実はコストの問題ではなく「ハンドル位置に関わらず、ウインカーは左側」というISOのルールに従わない日本のためだけに、右ウインカーをつくる意味が見いだせない(=面倒)」というのが本音なのではないだろうか(PHOTO:写真AC_acworks)
輸入車と国産車、両方に乗る人にとっては不便かもしれないが、日本の交通ルールが少数派であることを考えれば、右ハンドルを用意してくれるだけでも有難いのかも(PHOTO:写真AC_photoB)