2019年11月に登場したトヨタ ライズ。ダイハツ ロッキーのOEM車で、2021年11月の一部改良時にはロッキーと同時にハイブリッド車が追加された
ライズが人気を高めた一番の理由は、そのコンパクトな車体にある。全長3995mm、全幅1695mmのボディはSUVでは貴重な5ナンバーサイズとなる。3ナンバー車は増えてきた現在でも5ナンバー車には根強い人気がある
2021年11月に追加されたハイブリッドも人気。ライズの販売総数の内、約半数をハイブリッドが占める
全長が4m以下のコンパクトSUVだが、身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先には握りコブシひとつ半の余裕がある。全長が4mを下回ることを考えると空間効率は高い
外観も人気の秘訣。少し古典的でアウトドアを感じさせる。最近では都会的な雰囲気のSUVも増えたため、よりアウトドア指向のデザインが好まれる原点回帰の動きも見られる
ライズのOEM元となるダイハツ ロッキー。「ロッキー」の名を冠するダイハツ車としては2代目となる
ダイハツ ロッキーの登録台数は、2022年度上半期の1カ月平均で約1700台。これはダイハツが販売する小型/普通車では最も多い
最小回転半径は4.9~5.0mに収まり、視界も優れているから、混雑した街中や駐車場でも運転しやすい
ボディサイズのわりに後席と荷室の広さにも余裕があり、ファミリーカーとしても機能する
居住性や積載性が優れていることも魅力のひとつとなっている