若者をターゲットとしたトールワゴンモデルとして1996年に発売されたS-MX。モデルチェンジすることなく、2002年で生産終了となる
テールゲートがリアバンパー上からほぼ垂直に切り立ったようなストレートカットリヤビューもS-MXならではの個性となっていた
リアシートのシートバックを倒してフルフラットにすると、2146mm×1180mmの超ロングなセミダブルベッドなみの広さとなる
エンジンは4連スリーブブロックを採用した2.0Lユニットを搭載。最高出力は130ps、最大トルクが18.7kg-mというポテンシャルを発揮した
標準車より15mmローダウンの専用サスペンションを装備し、ダイヤカットアルミホイールやエアロパーツを装着したLOWDOWN仕様もラインナップ
FFならではの凹凸のない床面やベンチシート、コラム式のATレバーや運転席右側に配置した車ブレーキレバーによりパラレル・ウォークスルーを実現
ベンチシートは適度なホールド感で座り心地がいい。表皮には美しい光沢とスムースな手触りの素材を用いており、カラーリングもじつに個性的
リア席右側の窓は後方までを大きなガラス面とした、横幅1082mmのパノラマサイドウインドウとすることで車内に開放感を演出