日本では安全性能の高さで人気のボルボだったが、ここ最近はカーボンニュートラルのオピニオンリーダーとして有名だ
ボルボの日本での販売台数推移
ボルボ復活の口火を切ったのがCセグハッチのV40。当時の先進安全装備を標準化して日本でも大ヒット
ボルボの最新のBEV専用モデルがEXシリーズ。まずはEX30が販売される。外部充電できるがリチャージと命名されず
XC40&C40リチャージは改良でFWDからRWDに変更!! BEVの利点が活かされた形だ
ボルボ EX30。全長4235×全幅1835×全高1550mm、ホイールベース2650mm、1790kg、最低地上高175mm、272ps/35.0kgm B:69kWh、R:480km 559万円(BEV) ※略表記について……B:バッテリー容量、R:一充電の航続距離、M:モーターとなります
ボルボの親会社となる中国ジーリーのモデルにも使われる、BEV専用のSEVプラットフォームを使うコンパクトSUV。ボルボとしては下の車格のモデルながら最新の安全装備を備えるのに加え、リサイクル素材の多用により環境負荷を低減している点が大きな特徴
2023年11月中旬からの通常販売に先駆け、限定300台&月9万5000円でのサブスクの受付も始まっている
ボルボ XC40。全長4440×全幅1875×全高1650mm、ホイールベース2700mm、2030kg、最低地上高180mm。238ps/42.6kgm B:73kWh、R:590km 679万~719万円(リチャージ〈BEV〉)、2Lターボ(197ps/30.6kgm)+M(12ps)、14.2km/L 529万~609万円(マイルドHV)
エンジン車にも対応するボルボのなかでも小さいほうとなるCMAプラットフォームを使ったコンパクトSUV。車格を反映し、全体的にいい意味でカジュアルな雰囲気を持つ点が魅力
動力性能も48Vマイルドハイブリッドは標準的なものだが、リアモーターとなるBEVは238psとパワフルなのに加え、航続距離も590kmと長い
ボルボ XC60。全長4710×全幅1915×全高1660mm、ホイールベース2865mm、2180kg、最低地上高205mm。2Lターボ(253ps/35.7kgm)+M(71ps/146ps)、15.6km/L 909万円(リチャージ〈PHEV〉)、2Lターボ(197ps/30.6kgm)+M(12ps)、15.4km/L 619万~679万円(マイルドHV)
ボルボとしては大きいほうとなるSPAプラットフォームを使ったミドルプレミアムSUV
近年のボルボらしい華やかな雰囲気は大きな魅力で、PHEVも設定して人気
ボルボ XC90。全長4950×全幅1960×全高1775mm、ホイールベース2985mm、2340kg、最低地上高210mm。2Lターボ(317ps/40.8kgm)+M(71ps/146ps)、14.3km/L 1264万円(リチャージ〈PHEV〉)、2Lターボ(250ps/35.7kgm)+M(12ps)、11.4km/L 924万~1039万円(マイルドHV)
前述のSPAプラットフォームを初採用したラージプレミアムSUV
短時間なら実用的に使える3列シートを備える点に加え、迫力あるボディサイズも魅力
ボルボ C40。全長4440×全幅1875×全高1595mm、ホイールベース2700mm、2010kg、最低地上高175mm、238ps/42.6kgm B:73kWh、R:590km 699万~739万円(リチャージ〈BEV〉)
XC40のBEVをベースに、クーペルックのスタイリッシュなエクステリアを与えられたクロスオーバー。クルマのキャラクターもあり、パワートレーンこそXC40と共通ながら、XC40に対し若干スポーティな乗り味を持つという差別化も施されている
現在はリアモーターの2WDのみの設定だが、初期モデルにあった強烈な加速も楽しめる前後モーターとなる4WDの復活も期待したい
ボルボ V60。全長4780×全幅1850×全高1430mm、ホイールベース2870mm、2050kg、最低地上高145mm。2Lターボ(253ps/35.7kgm)+M(71ps/146ps)、15.6km/L 909万円(リチャージ〈PHEV〉)、2Lターボ(197ps/30.6kgm)+M(12ps)、15.4km/L 619万~679万円(マイルドHV)
日本車ではマツダ6に近い車格となるプレミアムミドルステーションワゴン
登場から時間は経っているが、雰囲気や安全装備といったボルボらしい魅力は色褪せていない
ボルボ V90。全長4945×全幅1880×全高1475mm、ホイールベース2940mm、2130kg、最低地上高150mm。2Lターボ(317ps/40.8kgm)+M(71ps/146ps)、14.5km/L 1109万円(リチャージ〈PHEV〉)、2Lターボ(250ps/35.7kgm)+M(12ps)、11.4km/L 924万~1039万円(マイルドHV)
SPAプラットフォームを使ったラージプレミアムステーションワゴン
ボルボとしては一番上の車格に属するモデルだけに、より華やかな雰囲気を持つ点は大きな魅力
ボルボ V60クロスカントリー。全長4785×全幅1895×全高1505mm、ホイールベース2875mm、1860kg、最低地上高205mm、2Lターボ(250ps/35.7kgm)+M(12ps)、12.6km/L 699万~764万円(マイルドHV)
レガシィツーリングワゴンに対するアウトバックと同様の関係の、ステーションワゴンベースのクロスオーバー
205mmという最低地上高に加え、4WDシステムもオフロードモードを備えるなど、クロスオーバーにふさわしいものにグレードアップされている
ボルボ V90クロスカントリー。全長4960×全幅1905×全高1545mm、ホイールベース2940mm、1920kg、最低地上高200mm、2Lターボ(250ps/35.7kgm)+M(12ps)、11.6km/L 924万円(マイルドHV)
あまり競合車が浮かばない、ステーションワゴンベースのラージクロスオーバー
意外にも2Lターボ+マイルドハイブリッド同士なら価格はV90と同じなので、V90と迷ったらより多用途に使え、より楽しげな雰囲気を持つこちらのほうが面白いだろう
ボルボ S60。全長4780×全幅1850×全高1430mm、ホイールベース2870mm、2020kg、最低地上高145mm。2Lターボ(253ps/35.7kgm)+M(71ps/146ps)、15.6km/L 909万円(リチャージ〈PHEV〉)、2Lターボ(197ps/30.6kgm)+M(12ps)、15.4km/L 679万円(マイルドHV)
XC60やV60のセダン版
ボルボらしい華やかな雰囲気や堅実さに加え、最近の感覚で見ると全幅が1850mmと車格のわりに大きくない点も魅力なのかもしれない
ボルボ S90。全長4970×全幅1880×全高1445mm、ホイールベース2940mm、2100kg、最低地上高150mm、2Lターボ(317ps/40.8kgm)+M(71ps/146ps)、14.5km/L 1089万円(リチャージ〈PHEV〉)
S60同様のXC90やV90のセダン版
V90と同じくボルボとしてはトップとなる車格だけに、さらに上のクラスがあるプレミアムブランドのライバル車にはないブランド内のフラッグシップ感を持つ点は魅力で、インテリアカラーも豊富に設定されている