武骨なランクル250に上質なパジェロ!! 内外装にも大きな違い
デザイン面では、新型パジェロは、スクエアで力強いボディに、T字型のヘッドライトや、歴代モデルの背面タイヤを想起させるリアのヘキサゴンデザインなどを採用し、歴代パジェロのイメージを受け継ぎながら、現代的なスタイルに仕上げられています。
一方のランクル250も、歴代ランドクルーザーを思わせるスクエアなボディが特徴です。ただ、その仕立てはパジェロとは異なり、武骨で「道具感」の強いデザイン。機能を優先したような佇まいは、ランドクルーザーらしい魅力でもあります。
両車の違いは、インテリアになるとさらに大きくなります。新型パジェロは、大型ディスプレイなどの先進装備を取り入れながら、アシストグリップやレバー式シフトノブ、大型のインナードアハンドルなど、本格クロカンらしい装備もしっかりと採用しています。タフさを感じさせつつ、フラッグシップモデルらしい上質さも持たせたインテリアです。
その点ランクル250は、水平基調のインパネをはじめ、実用オフローダーらしい機能性を重視したつくりです。武骨で愚直な雰囲気は大きな魅力ですが、パジェロと比べると、先進性や遊び心という点では少し物足りなく感じます。
価格もリセールも気になる!! 結局、欲しいのはどっち?
新型パジェロの価格についてはまだ発表がありませんが、同じ三菱のラダーフレーム車である「トライトン」(税込498万8500円~540万8700円)を上回る、600万円台半ばから800万円未満、実質的には600万円台後半スタートになると予想されています。
ランクル250は税込570万円(ガソリンVX)。ディーゼル車は2026年4月から国内カタログから外れていますが、税込520万円(GX)~735万円(ZX)で用意されていました。
さらにランクル250はリセールバリューが高いというメリットもあります。新型パジェロのリセールは実際に市場へ流通してみなければわからず、三菱関係者は、「高いブランド力を背景に、下取り価格はかなり維持でき、残価設定ローンもかなり抑えた価格にできると思う」としていますが、すでに中古車市場で高いリセールを維持してきた実績のあるランクル250に比べると、現時点では未知数です。
納期については、新型パジェロのほうが有利になりそうです。ランクル250のガソリン車は、販売店によっては受注を再開し、納期も3~6カ月程度まで改善しているものの、ディーゼル車は現時点で受注停止が続いています。2026年12月に再開される見込みですが、その後も納車まで1年以上かかる可能性があります。
これに対して新型パジェロは、10月に正式受注を開始し、12月から納車が始まる予定。欲しいクルマを早く手に入れられるという点では、新型パジェロに大きなアドバンテージがありそうです。
それらを踏まえたうえで、筆者がいま「欲しい!!」と思っているのは新型パジェロのほうです。
本格クロカンSUVを買ったからといって、毎日のように悪路を走る人は多くないでしょう。実際に悪路を走る機会よりも、街中や高速道路を走る時間のほうが圧倒的に長いことを考えると、日常のさまざまな場面で4WD技術の恩恵を味わえるパジェロのほうが、自分の使い方には合っています。
インテリアの質感も、この手の本格クロカンSUVとしてはかなり上質で、レンジローバーやディフェンダーに通じる世界観を感じます。毎日のように乗るクルマだからこそ、機能性だけでなく、乗るたびに楽しめる要素も欲しいところです。
悪路での安心感や長年の実績、リセールまで重視するならランクル250かもしれませんが、筆者のなかでは、三菱が長年培ってきた4WD技術に加えて、久々に登場した新しいパジェロに乗ってみたいという気持ちが勝ります。
2026年9月2日に公開された新型パジェロの写真は上級グレードとみられ、ベーシックグレードの装備内容がどのようになるのかは気になるところですが、仮に予想されている価格より50万円ほど高かったとしても、筆者は新型パジェロを選びます。残念ながら新型エルグランドを購入したばかりで新型パジェロを早々に購入することは諦めなければなりませんが、それでも「欲しい」と思わせる一台です。
新型パジェロは、2026年10月1日から29日まで予約注文を受け付け、10月29日に正式発表、12月17日に発売予定とのこと。「これは欲しい!!」と思った人は、予約注文の開始に備えて、本気で検討を始めてもよさそうです。
【画像ギャラリー】あなたはどっちが欲しい!? 三菱新型「パジェロ」とトヨタランドクルーザー250(36枚)画像ギャラリー






































コメント
コメントの使い方