■「ずばりターゲット」の国沢氏はこう語る
文:国沢光宏
東京モーターショーでデビューするマツダCX-8のターゲット層は、ずばり私です。理由を説明したい。まず孫と一緒に移動するべく3列シートが必要である。そこでステップワゴンを買った。
されど私が日常的にステップワゴンに乗りたいとは思わないから、自分用のクルマとしてアウトランダーPHEVを選ぶ。新しい技術を使っているし、皆さんがイメージするよりずっといいクルマです。
かくして私がアウトランダーPHEVに乗り、ステップワゴンをヨメさんの相棒としている。
しかし!! ヨメさんもステップワゴンじゃなく、奥さん仲間のようなカッコいいクルマに乗りたいという。
小さくていいから小洒落た輸入車か、でなければワタシのようなSUVでもいいらしい。ステップワゴンと交換すればいいのだろうけれど、走行距離の長い私には燃費で無理。
そこにハマってくるのがCX-8だ。燃費いいディーゼルなら長距離用として使うのに好適。
転ばぬ先の杖である自動ブレーキも、スキーに行くための4WD性能も、世界トップクラスだ。3列シートを使うのは多くて月に一度。スライドドアじゃなくても問題ない。
アウトランダーPHEVをCX-8に乗り替え、ステップワゴンをヨメさんの好みのクルマに交換すればすべて解決するのだった。私同様、納得できずにミニバン乗っている同好の士は少なくないかと。
では果たしてCX-8、売れるだろうか?
結論から書けば、乗ってみないとわからないですワな。
コンセプトとしちゃ大いに“アリ”だと思う。ただ価格設定が高ければ、輸入車の3列シートモデルとバッティングしてくるかもしれない。
ともにクルマ好きにアピールするブランドだが、ここにきてマツダとスバルは好対照だ。
マツダが「ほかにないモノをしっかりと売る」という方向性を強く打ち出しているのに対し、スバルは「いいモノをフレンドリィな価格で売る」。
私ならフォレスターの3列シートモデルが最近のスバルの価格で出てきたら、迷わずステップワゴンと乗り替えるだろう。
CX-8はどうか? ヒットとなるかは価格が重要といっておこう
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