2026年5月の商品改良で、安全・運転支援装備が大幅に充実したスズキ ハスラー。なかでも気になるのが159万9400円のHYBRID Gと175万8900円のHYBRID Xだ。その差は15万9500円。安全装備の多くが共通となった今、それでもXを選ぶ意味はあるのか? 装備の違いから考えてみよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ベースグレードでもワンポイントあり!! 新型ハスラーいいぞこのデザイン(6枚)画像ギャラリー安全装備はほぼ同じ!! Gの買い得感が急上昇
まず驚かされるのが、2026年型ハスラーではHYBRID Gだからといって安全装備で大きく我慢する必要がないことだ。
衝突被害軽減ブレーキのデュアルセンサーブレーキサポートIIをはじめ、車線逸脱抑制機能や車線維持支援機能、全車速追従機能・停止保持機能付きACCなどを標準装備。さらにスズキの軽自動車として初採用されたブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートもGから備わる。
電動パーキングブレーキやブレーキホールドも全車標準だから、街中から高速道路まで運転をサポートしてくれる基本装備についてはGでもかなり充実している。
エンジンもXと共通の657cc直3自然吸気+マイルドハイブリッド。2WD車のWLTCモード燃費も24.3km/Lで同じだ。
となれば159万9400円のGで十分では? と思えてくる。実際、「ハスラーらしいスタイルと実用性が欲しい。装備は必要十分でいい」という人には、Gの買い得感はかなり高い。
2026年の商品改良によって、Gは単なる価格訴求のエントリーグレードではなくなったのである。
15万9500円は毎日触れる「快適装備」への投資
では、175万8900円のHYBRID Xは何が違うのか。
差が目立つのは、安全装備よりも日常で使う快適装備や内外装だ。
XにはLEDヘッドランプやLEDフロントフォグランプを採用。さらにキーレスプッシュスタートシステムやプレミアムUV&IRカットガラス、360°プレミアムUV&IRカットガラスなど、毎日の使い勝手や快適性に関わる装備が充実する。
インテリアでも本革巻きステアリングホイールやメッキインサイドドアハンドルなどが加わり、見た目や触れた時の上質感はXが一枚上手だ。
さらに運転席・助手席シートヒーターはXでは2WD車にも標準装備。寒い朝にはありがたい装備で、こうした「なくても走れるけれど、一度使うと手放しにくい」機能の積み重ねがXの魅力となる。
つまり15万9500円の価格差は、安全性や走行性能を大きく引き上げるためのお金というより、ハスラーを毎日気持ちよく使うための追加投資と考えるとわかりやすい。
価格優先ならGで十分。しかも2026年型では先進安全装備が充実したことで、その判断は以前にも増してしやすくなった。
いっぽうハスラーを長く乗るつもりなら、LEDランプや快適装備、内装の質感まで揃うXにも15万9500円なりの意味がある。
2026年型ハスラーのGとXは「安いほうでは装備不足」という関係ではない。必要十分を賢く選ぶGか、毎日の満足感まで買うXか。この15万9500円差は、ハスラー選びでいちばん悩ましい価格差になりそうだ。
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