3分でわかる新型スバル アイサイト・ツーリングアシストの進化ポイント

 2017年7月3日発表、8月7日より発売となる新型レヴォーグ&WRX S4のマイナーチェンジモデルから全車に標準搭載されることになった最新版のアイサイト・ツーリングアシスト。

 いまバンバンTVCMを流しているこの新型安全装備は、はたしてどんなものか。注目の新機能をキッチリ整理してお伝えします。

文:ベストカー編集部
ベストカー2017年7月26日号


■作動する速度域が広がりました

 アイサイトの進化は2014年に「アイサイトVer.3」が搭載されてから約3年ぶりの進化となるが、今回の「アイサイト・ツーリングアシスト」のポイントはわかりやすく言うと「リアルワールドで安心して本当に使える性能を持った」ことだろう。

【アイサイト・ツーリングアシスト進化ポイントまとめ】

  • ◎新型が採用されているのは8月3日発売のレヴォーグ&WRX S4から(以降は順次採用)
  • ◎クルーズコントロールとレーンキープサポートの作動領域が(60km/h以上から)0〜120km/hに
  • ◎車線中央維持+先行車追従機能は、これまで左右白線を認識する必要があったが左右どちらか片方だけ認識すればOKに
  • ◎渋滞時は停止するとアクセルONかスイッチONが必要だったが3秒以内ならその必要がなくなった
  • ◎後退時自動ブレーキシステム追加
  • ◎フロントビューモニター追加(オプション)
  • ◎スマートリアビューミラー追加(オプション)
  • ◎ひと言でいうと「センサーと制御の性能が上がったので、機能がキャンセルされる機会がめっちゃ減った」
レヴォーグ

 以下、ポイントを解説しよう。

 まず全車速域追従機能付きクルーズコントロールとアクティブレーンキープの作動領域が従来の60km/h以上から、渋滞時にも対応する0km/h~120km/h(新東名の最高速度引き上げに対応するため)まで引き上げられた。

 速度計などの誤差があるため、実際に設定できる速度はアイサイトVer.3の114km/hから、135km/hに変更。

 左右の車線がしっかりと見える場合には、全車速域で作動し、渋滞中などで車間が狭くステレオカメラが左右の車線を認識しにくい時は、車線と先行車の情報を組み合わせて車線中央維持(40km/h以下で作動)。

 これまでは両側の車線が見えていないと作動しなかったが、新型では左右どちらか片側だけしか見えていなくても作動を継続、作動のキャンセルされる頻度が大幅に減少したという。

 実際に先行車を走らせ、試乗してみた。先行車に追従して加速していく時、70km/hで先行車が追い越し車線に移った時、カーブ走行時、先行車を見つけた時の制御がいずれも自然でスムーズ、違和感まったくなし(!)。

 またテストコースの中央線を黒いテープで目張りして車線を消した場所を走行しても安定して先行車を追従。先行車が前方の分岐でとっさに左に行っても、つられて左に行かなかったことにもビックリさせられた。

■3秒以内の再発進が便利に

 渋滞を想定した走行シーンではストップ&ゴーを繰り返した。

 これまで一旦停止するとすぐにHOLDになり、再スタート時にはアクセルONかステアリングにあるスイッチを押さないと発進できなかったが、新型は3秒以内ならその必要がなくなり、煩わしさから解放された。

渋滞時にキャンセルされる機会が減ったことが今回の進化での重要なポイント。「煩わしさ」も軽減されるが、これで小さい追突事故がかなり減る

 まるで、熟練ドライバーに運転支援されているかのようで、驚きの連続だった。

 アイサイト・ツーリングアシストのそのほかの新機能だが、リアバンパーに設置された4つのソナーセンサーで車庫入れなどでの後方の衝突を防ぐ後退時自動ブレーキ、出会い頭による事故を防ぐ魚眼レンズによるフロントビューモニター、

 荷物満載に後方視認性を確保するスマートリアビューミラーなど、まさに至れりつくせり。これでまた「アイサイトください」とディーラーに行くユーザーが増えることだろう。

先進安全技術パッケージの代表的存在となった「アイサイト」。今後も進化を続けていくが、機能においても価格(つまり普及しやすいということ)においても、トップランナーとして活躍している

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