インフィニティQX60の次期型か?? 日本未発売3列SUV登場!

インフィニティQX60の次期型か??  日本未発売3列SUV登場!

 日産が手がける高級車ブランド「インフィニティ」の中核SUVが次期モデルを示唆!?

 2020年9月25日、インフィニティは、「QX60 Monograph(モノグラフ)」を発表した。QX60は、3列シート7人乗りのクロスオーバーSUVであり、インフィニティの販売を長年支えてきた、インフィニティにとって、重要なモデルだ。

 インフィニティが目指す、次世代3列シートSUVのデザインの方向性を示した、という、今回の「QX60モノグラフ」。リリースには「インフィニティによる今後の『QX60』の変革のビジョンを示す」とも記されているように、同車は次期モデルとも関連しているようだ。

 そこで本記事では、現行型QX60を振り返りつつ、その詳細を紹介していく。

文:吉川賢一/写真:NISSAN、INFINITI

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■全長5m超! インフィニティが誇る3列シートSUV「QX60」

写真はQX60現行モデル。全長5メートルを超える堂々たる車格のSUVだ

 現行型QX60が登場したのは2012年3月。デビュー当時は、「JX」という車名で販売されていたモデルだ。「Q」に紐付いたインフィニティの新しいネーミング戦略によって、車名を「QX60」と変更したのは2014モデルからのことだ。

 QX60はワイドなボディの3列シートクロスオーバーSUVであり、本格的なオフロード性能の走破性よりも、例えば、子供の送り迎え、といったシーンに合うキャラクターであり、都会に住むファミリー達にむけた使いやすいMPV的な存在だ。

 エクステリアデザインは、他のインフィニティモデルと同様のテイストで、ラグジュアリーブランドならではの統一感がある。特に、大型グリルと、その中央に据えられたインフィニティのブランドバッヂ、なめらかな曲線を用いたサイドのデザインなどは、Q50と似通っている。

 インテリアも、大型ムーンルーフや、前席のヘッドレスト後方に埋め込まれたモニター、内装に用いられたウッド調パネルや本革シートなど、実にゴージャスだ。ボディサイズが、全長5095mm×全幅1960mm×全高1742mm、ホイールベース2900mm、とかなり大きいために車室内が広く、この広さによって、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気を醸し出している。

前席のヘッドレスト背面にモニターが埋め込まれるなど、インテリアもゴージャスだ

 エンジンは、最大出力295ps/最大トルク366Nmを発揮する、3.5リッターV6ガソリンエンジンを搭載、駆動方式はFFとAWDが選べる。EPA燃費は、市街地20MPG(約8.5km/L)、高速27 MPG(約11.5km/L)と、大排気量マルチシリンダーエンジンの中では、まずまずの燃費性能だ。

 現時点、北米インフィニティのSUVラインアップは3台ある。一番小さなQX50は4699×1902×1676(全長×全幅×全高mm)、ホイールベース2799mm。最大級のフルサイズSUV「QX80」は5339×2029×1925(全長×全幅×全高mm)、ホイールベースは3076mmであり、QX60は、その真ん中に位置するサイズだ。

 以前は、QX70というモデルも存在したのだが、2017モデルを最後にラインアップから消えてしまった。QX60(旧JX)も、2012年デビューと、ベースの設計が古いモデルであり、今回、満を持してのモデルチェンジとなる。

 ちなみに、インフィニティは、2020年11月11日に、クーペSUV「QX55」をデジタルワールドプレミアする、と発表しており、こちらも要注目だ。 

次ページは : ■新型QX60はインフィニティの命運を握る

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