バディの発表発売時期、価格、生産台数について
バディの詳細な解説をする前に、みなさんが一番気になっている発表発売時期、価格、生産台数から先に紹介していこう。
発表は2020年11月26日、先行予約受付は同日から開始し、発売は2021年6月。
生産計画は、2021年6月から生産を開始し、2021年内は60台、2022年以降は年間150台を予定している。限定生産ではなく通常の光岡自動車のラインナップモデルとなる。
2020年10月29日から2回目のティーザー広告を発表したが、すでに10万件を超えるホームページへのアクセスが殺到しているとのことで、早くも納車までに相当時間がかかることが予想される。
気になるバディのラインナップと価格は、ガソリン車が469万7000円~549万4500円、ハイブリッド車が525万300~589万9300円。それぞれ2WDと4WDを用意する。
RAV4をベースにアメリカンビンテージ風にモデファイ
トヨタのベストセラーSUV、RAV4をベースにアメリカンビンテージ風にモデファイしたのがバディ。
発表会場でバディを最初に見た印象は、「よくできている。よくぞここまでやったなあ」という言葉が出るほど、その出来に感心した。
ベースとなったRAV4は、現代的なデザインだが、それが光岡自動車のマジックハンドにかかると、1970年~1980年代にかけて生産されていたシボレーブレイザーやタホを感じさせる角ばった4灯ヘッドライトのフロントマスクに大変身。
比較写真を見ていただけるとわかるのだが、Aピラーから前のボンネット、フェンダー(サイドダクト)、フロント回り(グリル、バンパー、オーバーライダー)はごっそり代えられている。
リア回りでは斜めにラインが入るリアフェンダー後方からリアバンパー、バックドアパネル、リアゲートカバーがRAV4からの変更点。
実際にボンネットを開けてエンジンルームやフェンダーとボディとのチリをチェックしたが、さすが自動車メーカー、しっかり作られているのが確認できた。
聞けば、これまで光岡自動車が製作してきた、ベース車をモデファイしたモデルたちはFRP製パーツを使ってきたが、今回のバディからは、部品精度と生産性向上を高めるために、金型を成型して作る大手自動車メーカーが採用するABS樹脂やPP(ポリプロピレン)を使っているという。たしかに見た目の質感も高いし、違和感があまりなかった。
ちなみにボディサイズはベースのRAV4標準車が全長4600×全幅1855×全高1685mm、RAV4アドベンチャーが全長4610×全幅1865×全高1690mm。
これに対し、バディのボディサイズは全長4730×全幅1865×全高1685mm。RAV4に比べ、全長が170mm長く、全幅がアドベンチャーと同じで、全高もRAV4標準車と同じだ。
パワートレインに関しては、RAV4は2L、直4のガソリン車と、2.5Lハイブリッドの2種類のパワートレインを用意しているが変更はない。
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