新型ランクル300 大人気で予約受注ストップ!? 各グレードの見積書を取ってみた

■ZX (ガソリン7人乗り 車両本体価格730万円、ディーゼル5人乗り 車両本体価格760万円)

駐車した車

自動的に生成された説明
トヨタロシアHPのコンフィギュレーターより作成。バンパー、グリルの形状以外にもZXからはターンライトがシーケンシャルとなる。ZXがランクルの本命グレード。ディーゼルモデルも設定


■ZX ガソリン/730万円 ディーゼル/760万円
・エンジン、乗車定員:V6ガソリンターボ7人乗り/V6ディーゼルターボ5人乗り
・駆動系:車両統合制御(VDIM)、スタビライザー=リニアソレイドAVS、ディファレンシャル=F:ノーマル、R:標準LSD、デフロックはメーカーオプション
・アルミホイール:20インチ(高輝度塗装)
・ヘッドランプ:LED・シーケンシャルターンランプ(F/R)
・グリル&バンパー:ZX専用デザイン(グリル&バンパー差別化)
・バックドア:パワーバックドア+キックセンサー
・ディスプレイオーディオ:標準9インチ、12インチメーカーオプション
・指紋認証標準

 そして一番人気のグレードとなるであろうZX。リセールバリューが一番高いのはZXの7人乗りガソリン車の外装色プレシャスホワイトパール、フルオプションになるのではないかと噂されている。

 ガソリンとディーゼルは価格差30万円だが、見積書にはガソリン車の自動車税環境性能割は13万2600円、自動車重量税は7万3800円。ディーゼルはどちらもゼロなので、諸費用を含んだ乗り出し価格では一気に価格差が縮まることになる。

ZXガソリン車の見積書。車両本体価格は730万円だがオプションや諸費用含めると887万8060円になってしまった
ZXガソリン車の見積書。車両本体価格は730万円だがオプションや諸費用含めると887万8060円になってしまった
ZXのリアスタイル(海外仕様車)。アルミホイールは20インチとなる。300系に移行したとはいえ、一目で「ランクル」とわかるデザインだ
ZXのリアスタイル(海外仕様車)。アルミホイールは20インチとなる。300系に移行したとはいえ、一目で「ランクル」とわかるデザインだ
ZXディーゼルの見積書。新車価格は760万円。こちらもオプションや諸費用であっという間に898万1560円に
ZXディーゼルの見積書。新車価格は760万円。こちらもオプションや諸費用であっという間に898万1560円に

 200系の4.6リッターV8ガソリンエンジンは318馬力で、トルクが1000rpm程度の低回転域だと300Nm台後半、そこから最大トルク460Nmを発生する3400rpmまで盛り上がるエンジンだったためやや出足が鈍いところがあった。

 また燃費もそれなりなので、もしかするとフラットな最大トルク700Nmの押し出しと燃費に惹かれて300系ディーゼルエンジン車もガソリン車に劣らない人気となるかも。

 中東などの新興国では、高回転域まで鋭く吹け上がって砂地からの脱出が容易なガソリンエンジンがディーゼルよりも一般に好まれるので、ガソリンエンジン車はもしかするとリセールバリューも盗難リスクも高い、ということになる可能性もある。

ZXグレードから内装がブラックのほか、ベージュが選べる。分厚いドアトリムや巨大なセンターコンソール。単に豪華なだけでなく、悪路走行でも身体をしっかりホールドするタイトさも併せ持つ
ZXグレードから内装がブラックのほか、ベージュが選べる。分厚いドアトリムや巨大なセンターコンソール。単に豪華なだけでなく、悪路走行でも身体をしっかりホールドするタイトさも併せ持つ
新型ランドクルーザーZX、ガソリン7人乗りのインテリア。床下収納の3列目シートもたっぷりとしたサイズ感を維持している
新型ランドクルーザーZX、ガソリン7人乗りのインテリア。床下収納の3列目シートもたっぷりとしたサイズ感を維持している

 ZXのインテリアカラー、シートカラーは本革のブラックとベージュから選べる。当然標準仕様だ。タイヤは265/55、20インチとなる。アルミホイールは高輝度シルバーメタリック塗装がされる。200系ZXが285/50の20インチだったところからややサイズと扁平率が下げられた。燃費改善のためもあるのだろう。

 またZXはトルセンLSDが標準装備、パワートレイン、サスペンションなど乗り味を変えられるドライブモードセレクトもEconomy / Comfort / Normal / Sport S / Sport S+ の5段階(下位グレードはEconomy / Normal / Sportの3段階)。

10速ATのシフトレバーとドライブモードセレクトスイッチ。4輪駆動の切り替えや各種デバイスの操作系も集中配置されている模様だ
10速ATのシフトレバーとドライブモードセレクトスイッチ。4輪駆動の切り替えや各種デバイスの操作系も集中配置されている模様だ

  ターンランプもシーケンシャル仕様でエクステリアのメッキ部分やボリュームのあるグリルなど、押し出しも相当強くなる。バックシートエンターテイメントシステムがつけられるのもZX以上のグレードだけだ。

 ディーゼル5人乗りのメーカーオプションは以下の通り。ほぼフルオプションだ。
・プレシャスホワイトパール(外装色)、(5万5000円)
・電動リアデフロック(2万2000円)
・SDナビゲーションシステムB+JBLプレミアムサウンドシステム(14スピーカー/JBL専用12chアンプ)+バックモニター+リアシートエンターテイメントシステム+寒冷地仕様 (66万4400円)
・ルーフレールブラック(3万3000円)
・タイヤ空気圧警報システム(2万2000円)
・ITS CONNECT(2万7500円)
・クールボックス(7万1500円)
以上の合計89万5400円。

 外装色一番人気と思われるプレシャスホワイトパールは5万5000円のメーカーオプション。リアシートエンターテイメントシステムは多くの人がつける人気オプションだと思われる。

 そのほかの付属品は、
・フロアマットエクセレントタイプ(5万8300円)
・CPCプレミアムコーティング(17万6000円)
合計23万4300円。

 車両本体価格とオプション・付属品を合わせた価格は872万9700円。それにメンテナンスパックと保証延長(他グレードと同額)、税金諸費用合わせた乗り出し価格は898万1560円となった。

 ZXのガソリン7人乗りでの見積りは、以下のメーカーオプションと附属品をつけると、車両本体価格と合わせて841万9800円。7人乗りはトノカバーがオプションとなり、ナビの価格が微妙に異なる。

・プレシャスホワイトパール(外装色)(5万5000円)
・電動リアデフロック(2万2000円)
・SDナビゲーションシステムA+JBLプレミアムサウンドシステム(14スピーカー/JBL専用12chアンプ)+バックモニター+リアシートエンターテイメントシステム+寒冷地仕様 (65万7800円)
・ルーフレールブラック(3万3000円)
・タイヤ空気圧警報システム(2万2000円)
・クールボックス(7万1500円)
ここまでで、メーカーオプション合計87万2300円。

 そのほかの付属品は以下の通り。
・フロアマットエクセレントタイプ(7万1500円)
・CPCプレミアムコーティング(17万6000円)
付属品合計24万7500円。

 税金諸費用合わせたガソリン7人乗りの乗り出し価格は887万8060円となった。ディーゼルとの価格差は10万円ちょっとまで縮まった。

 「値引きの額はだいたい決まっていて、おーっとなる額ではないですが、値引きさせていただきます、ここに入れませんでしたが10万円はいかないです、数万円のレベルです」と営業マンが言っていた。

 レクサスLX570にプレミアムオーディオをつけると乗り出し価格は約1200万円。新型ランドクルーザーZXの乗り出し価格はLXの4分の3以下。見た目もLX同様にかなり押し出しが強い。全く悪くない。

※値引額は地域、時期によって変動しますので参考程度とお考え下さい。

次ページは : ■GR SPORT (ガソリン7人乗り 車両本体価格770万円、ディーゼル5人乗り 車両本体価格800万円)

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