VW新型8代目ゴルフ登場!!世界的ベストセラーモデルの進化度

■マイルドHVもインフォテイメントも完成度高し

 第三のポイントは、内燃機関改良の手を緩めていないことだ。

 日本市場に導入されるモデルは、1Lのアクティブベーシックとアクティブ、1.5Lのスタイル、Rラインの4モデルだが、全車48Vマイルドハイブリッドを装備。

 ベルト駆動スターター・ジェネレーターは13ps/6.3kgmと、侮れないアシスト力を備えている。

エンジンは1Lと1.5L、いずれも48Vマイルドハイブリッド。こちらは1L(DLA)。eTSIアクティブベーシック、eTSIアクティブが積む直3、1LターボDLA型エンジンの出力は110ps/20.4kgm。モーター出力は1.5Lと同じ
エンジンは1Lと1.5L、いずれも48Vマイルドハイブリッド。こちらは1L(DLA)。eTSIアクティブベーシック、eTSIアクティブが積む直3、1LターボDLA型エンジンの出力は110ps/20.4kgm。モーター出力は1.5Lと同じ
1.5L(DFY)。150ps/25.5kgm発生の直4、1.5LターボDFY型エンジンは、eTSIスタイル&eTSI R-Lineに搭載。13ps/6.3kgmのモーターが組み合わされる
1.5L(DFY)。150ps/25.5kgm発生の直4、1.5LターボDFY型エンジンは、eTSIスタイル&eTSI R-Lineに搭載。13ps/6.3kgmのモーターが組み合わされる

 この48Vマイルドハイブリッドの効果は1L、3気筒モデルでより顕著で、ストップ&ゴーの動き出しがより滑らかで心地よい。

 さらに高速の流入加速での力強いトルク感や、トップエンドまで回しても3気筒っぽさを感じさせないサウンドなど、とても1Lとは思えないドライバビリティを発揮。

 燃費では日本のハイブリッド勢に負けるだろうが、総合的なドライバビリティではかなりいい勝負をすると思われる。

インテリア
インテリア
eTSIアクティブのシート。eTSIスタイルはスポーツコンフォートシートを、R-Lineは専用ファブリックによるトップスポーツシートを採用
eTSIアクティブのシート。eTSIスタイルはスポーツコンフォートシートを、R-Lineは専用ファブリックによるトップスポーツシートを採用

 最後のポイントは、ADASやインフォテイメント系の装備がクラス最強のレベルに進化していること。

 全面液晶メーターや、タッチスライダー付き10インチセンターディスプレイ、スイッチ化したシフトセレクターなど、ユーザーインターフェイスの未来感はタダモノではなく、デジタル化、コネクテッド化といった分野でもCセグをリードする進化を遂げている。

通信モジュール内蔵型のインフォテイメントシステムは、昨年から順次採用モデル導入が進められているが、新型ゴルフには最新世代のものを採用
通信モジュール内蔵型のインフォテイメントシステムは、昨年から順次採用モデル導入が進められているが、新型ゴルフには最新世代のものを採用
大人が5人乗った状態で380Lの容量を提供するラゲッジ。分割可倒式のリアシートを前に倒すと、最大1237Lまで荷室容量を増やすことができる
大人が5人乗った状態で380Lの容量を提供するラゲッジ。分割可倒式のリアシートを前に倒すと、最大1237Lまで荷室容量を増やすことができる

 やはり、ゴルフは侮れない! それを確認できて嬉しかったゴルフ8の試乗でした。

1.5Lエンジンベースのマイルドハイブリッドシステムを搭載するeTSIスタイル。写真のボディカラーは新色のライムイエローメタリック(OP)
1.5Lエンジンベースのマイルドハイブリッドシステムを搭載するeTSIスタイル。写真のボディカラーは新色のライムイエローメタリック(OP)
ゴルフ8 主要諸元表
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