■フィットと同じ最新ハイブリッド&ターボもラインナップ
パワートレーンは、CVTと組み合わされる1L・3気筒ターボ(最高出力122ps/最大トルク17.6kgm)と、最近追加され、フィットやヴェゼルなどにも搭載される1.5Lエンジン+2モーター式のハイブリッド「e:HEV」(エンジン:同98ps/13.0kgm、駆動用モーター:109ps/25.8kgm)の2つ。
どちらも先進的なイメージの強いシビックに相応しいものを搭載する。
そのほかで目立つのはe:HEVには、自動ブレーキ&運転支援システムのセットとなるホンダセンシングが装備され、パーキングブレーキが電動タイプとなる点くらいで、シティハッチバックは全体的に見るとオーソドックスにまとまったクルマのようだ。
タイでの価格は1Lターボが標準の「S+」/59万9000バーツ(約197万3000円)、上級の「SV」/67万5000バーツ(約222万3000円)、スポーティな内外装を持つ「RS」/74万9000バーツ(約246万7000円)、e:HEVは「RS」のみで84万9000バーツ(279万6000円)となっている。
■日本導入には課題もチャレンジの価値あり?
この種の海外専売車のまとめは毎度のことながら日本導入の期待となるが、1Lターボはホンダセンシングが付いていない点が、その対応などによる費用対効果を考えると難しいだろう。
e:HEVも、ホンダセンシングが標準装備されているという望みはあるにせよ、タイでの価格や各部のクオリティが日本で「価格に見合ったものなのか?」といったことを考えると、フィットとシビックがある日本のホンダ車のラインナップにおいては結局中途半端で、こちらも難しいのかもしれない。
しかし、このあたりが対応でき、うまくいかなかった際のリスクが比較的少ない輸入車という形であれば、テスト的にでもシティハッチバックを日本に導入してみるというのは決して無意味なチャレンジではないのではないだろうか。
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