Gクラスやウルスを撃破だ!! 乗って実感レクサス LX無双!!

■もうひとつの「砂漠の王者」Gクラスと比較

EXECUTIVEは22インチの鍛造アルミホィールを採用。最低地上高は他グレードよりも10mm大きく210mmとなる
EXECUTIVEは22インチの鍛造アルミホィールを採用。最低地上高は他グレードよりも10mm大きく210mmとなる

 じゃ、砂漠のない日本で、メルセデスGクラスと比べるとどうなのか。

 スペックを見ると、車両重量もパワーも、そして最上級の「エクゼクティブ」に関しては価格も、G550に非常に近い。ガチのライバルだ!

 でも、私はG550に試乗していない。乗ったのはG63AMGだけ。そちらと比べますと、パワー感では明らかに負けております。なにせあっちは585馬力ですから。

 ただ、舗装路での操縦性はLXの圧勝だ。

 G63AMGは足がソフトすぎ、アクセル全開をブチくれるとフラフラしてコワイ。LXの足は決してパワーに負けないヨ! 結果的にLXのほうが飛ばせるかもしれない。走りの総合力では、LXの勝ちと見た。

 では、ランボルギーニ・ウルスと比べるとどうか。

 まず加速。ウルスは車体がLXより400kg軽いうえに、650馬力というスーパーSUVだ。さすがにLXに勝ち目はない。

 正直ウルスの加速は狂気のレベルで、アヴェンタドールとも大差ない。乗り心地も、舗装路に特化しているので非常によろしい。さすがに一般道ではウルスとは戦えませんな。

 LXの強みは、「オフロードなら世界一」という点にある。日本で本領を発揮する機会は滅多にないが、その勲章を胸に、「Gクラスやウルスがナンボのもんじゃ!」という誇りを持って乗ればヨシでありまするね。

■世界一快適で静かな装備の数々

アクティブノイズコントロールを使用して静粛性を高めるなど数々の工夫を凝らしている
アクティブノイズコントロールを使用して静粛性を高めるなど数々の工夫を凝らしている

 EXECUTIVEには専用の読書灯や専用のエアコン吹き出し口を採用。特に後席は心地よく包み込むようなシャワー空調機能があり、センターコンソールの足元横にもエアコンの吹き出し口を追加し、冬季には温風エアカーテンを送風することができる。

 LXはLEXUS最厚5.76mmのフロントガラスやウインドシールドガラス、リアガラスはアコースティックガラス(2枚のガラスの間に遮音性の高いフィルムを入れたもの)を採用する。

 またアクティブノイズコントロールによってスピーカーからこもり音制御音波を出力、吸排気系のこもり音を低減し、静粛性を高めるなど、ほかのSUVでは考えられない数々の装備を手に入れている。

レクサス 新型LX 主要諸元表
レクサス 新型LX 主要諸元表
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