マツダ 新型CX-60は世界の「直6ディーゼル」と比べて「買い」なのか?

■これがいわゆる「ジャイアントキリング」!? ライバルたちをなぎ倒せ!!

ライバルその2、メルセデス GLE400d(直6・3Lディーゼルターボ/1214万円)。最高出力330ps/3600rpm、最大トルク71.4kgm/1200rpm。こちらもサイズは一回り大きく、車両重量2390kg。WLTC燃費は11.9km/L
ライバルその2、メルセデス GLE400d(直6・3Lディーゼルターボ/1214万円)。最高出力330ps/3600rpm、最大トルク71.4kgm/1200rpm。こちらもサイズは一回り大きく、車両重量2390kg。WLTC燃費は11.9km/L

 続いての対決相手は、メルセデスベンツ GLE400d

 これまたサイズ的には格上だが、GLCには直6ディーゼルはないので、敵はGLEなのである。

 エンジンは3Lの直6(ハイブリッドなし)。最大出力330psにして、最大トルクはなんと71.4kgmに達する超トルク型のディーゼルだ。

 ただ、車両重量は2390kg。アウトバーンならいざ知らず、日本の道路環境なら、CX-60で充分対抗可能だ。

 価格差を考えれば、コスパはCX-60の完全勝利と言っていい。

ライバルその3、ランドローバー ディフェンダーX(直6・3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド/973万円~)。ツインターボで最高出力300ps/4000rpm、最大トルク66.3kgm/1500-2500rpm。車両重量2420kg。WLTC燃費9.9km/L
ライバルその3、ランドローバー ディフェンダーX(直6・3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド/973万円~)。ツインターボで最高出力300ps/4000rpm、最大トルク66.3kgm/1500-2500rpm。車両重量2420kg。WLTC燃費9.9km/L

 最後のライバルは、ランドローバー ディフェンダー1103L直6ディーゼルツインターボ+マイルドハイブリッドモデルだ。

 このエンジン、スペック的には300ps/66.3kgmだが、サウンド作りが素晴らしく、五感に伝わるエンジンフィールは世界最高レベル。

 BMWやメルセデスより上だ。さすがのCX-60も、こいつにはかなわない。

 デザイン的なアイコン性も絶大で、あらゆる意味でこのクラスのリーダーと言える。

 ただ、燃費はCX-60の半分以下の9.9km/L(WLTCモード)にとどまる。

 X5やGLEも12km/L前後CX-60の21.1km/Lという燃費がいかに驚異的であるか、そして価格がいかにお買い得であるか、痛感するしかないぜ!


【番外コラム】ランクル300のV6ディーゼル(760万円〜)との対決はどうだ!?

ランクル300最大の弱点は、受注停止で買えないことだ。買えないんじゃどうにもならない
ランクル300最大の弱点は、受注停止で買えないことだ。買えないんじゃどうにもならない

 いまや、ランクル300(トヨタ)ほど羨望の眼差しが突き刺さるクルマもない。

 パワーユニットに3.3LのV6ディーゼル(309ps/71.4kgm)も用意される。先代の200に比べると快適性も大幅にアップ。

 ジャンルは違うが、CX-60とはライバル関係にないとも言えない。

 もちろん悪路の走破性はランクルがキングだ。しかし、それがモノを言うほどの悪路は、日本には存在しない。

 直進安定性など、一般道での快適性はCX-60が上。そして燃費はダブルスコアでCX-60の勝ち。価格もぐっとお安い。

 ランクルのステイタスは無敵だが、コスパならCX-60だ。

【画像ギャラリー】「比較できるところまできた」のがまずスゴいのでは…? マツダ新型CX-60と世界のライバルたちをギャラリーでチェック!(16枚)画像ギャラリー

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