ホンダ 新型ZR-Vはいわば「シビッククロスオーバー」!? 意のままの走りを実感してきた!!!

ホンダ 新型ZR-Vはいわば「シビッククロスオーバー」!? 意のままの走りを実感してきた!!!

 2022年11月17日にホンダが発表したCセグメントSUV「ZR-V」。基本プラットフォームやパワートレーンなどはシビックと共通。まさに“シビッククロスオーバー”と呼べる存在だ。開発陣が操縦性能に自信を覗かせる新鋭を群馬サイクルスポーツセンターで試乗した!

●ZR-Vのここがポイント
・CセグSUVとしての基本性能は当然に満足させながら、ドライバーの意のままに走らせることができる操縦性能を追求した
・基本プラットフォーム、パワートレーンなどはシビックと共通。基本性能の高さを見せる
・個性際立つエクステリアデザイン。全高が低く、スタイリッシュなSUVスタイルを実現


※本稿は2022年11月のものです
文/ベストカー編集部、写真/HONDA、ベストカー編集部、撮影/平野 学
初出:『ベストカー』2022年12月26日号

【画像ギャラリー】グラマラス&艶やか!! 新しいサイズ感も注目のホンダ 新型ZR-Vをギャラリーでチェック!(32枚)画像ギャラリー

■国内を意識したサイズ感のSUV「ZR-V」登場

ホンダ ZR-V。全長4570mm、全幅1840mm、全高1620mmのZR-V。サイズ的にはヴェゼルよりも大きくCR-Vよりも小さいCセグSUV。全高が低くスタイリッシュなプロポーション
ホンダ ZR-V。全長4570mm、全幅1840mm、全高1620mmのZR-V。サイズ的にはヴェゼルよりも大きくCR-Vよりも小さいCセグSUV。全高が低くスタイリッシュなプロポーション

 ホンダは現在、国内の車種ラインナップの再構築を進めている。

 レジェンド、オデッセイ、CR-V、インサイトなどの国内販売を終了する一方、シビックはフルモデルチェンジを実施して、国内向けを意識した商品力を高めている。

 そんなホンダが新たに送り込むのがZR-Vだ。

 アルファベットの車名というのはイマイチ立ち位置がわかりにくいのだが、いわゆるCセグSUVで、ヴェゼルよりチョイと大きく、CR-Vよりも少し小さい。

 全長4570mm、全幅1840mm、全高1620mmのサイズ感は、カローラクロスに近い印象(ギャラリーではカローラクロス、CX-30も交えたサイズ比較表を載せているのでぜひ参考にしてほしい)。

■SUVとは思えぬ高いハンドリング性能で運転が楽しい!

パワートレーンはシビックと同じく2L直噴エンジンを主に発電に使いモーターを主に走る「e:HEV」と「1.5Lターボ」の2タイプだ
パワートレーンはシビックと同じく2L直噴エンジンを主に発電に使いモーターを主に走る「e:HEV」と「1.5Lターボ」の2タイプだ

 ZR-Vは新型シビックのプラットフォームを基本に開発されたSUVで、フロント=ストラット、リアサスは車重の重さを考慮してCR-Vの構造を踏襲するというが、マルチリンクのサスペンション形式も同じである。

 さらにパワートレーンもシビックと同じで2L直噴エンジン+モーター(184ps/32.1kgm)のe:HEVと、1.5L直噴ターボ(178ps/24.5kgm)の2本立て。

 そう、ZR-Vは言わば『シビッククロスオーバー』ともいえる存在。ズバリ、そう理解しておけばわかりやすい。

 シビックはしなやかで懐の深い操縦性能が高く評価されているが、ZR-VもSUVとは思えぬ高いハンドリング性能が自慢で、先日のプロトタイプモデルの試乗でも、なるほど、山道で走って運転が楽しくなるSUVだということがよくわかった。

 価格は1.5ターボのFFが294万9100円から、e:HEVのFFが329万8900円から。ハリアークラスよりもちょっと安いが、CX-60やエクストレイルなどが価格的にオーバーラップするので直接的なライバルになるだろう。

次ページは : ■意のままに走れるZR-Vは走り自慢!

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