【新型ランクル250パワートレーン解説】プラド後継新型ランクル250は2種類のパワートレーンで登場! ハイブリッドターボは遅れて登場!!

【新型ランクル250パワートレーン解説】プラド後継新型ランクル250は2種類のパワートレーンで登場! ハイブリッドターボは遅れて登場!!

 トヨタは2023年8月2日、新型ランドクルーザープラド後継車、「ランクル250」を正式発表したが、注目のパワートレーンは当初2種類用意されることに。その詳細について紹介しよう。

文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ、ベストカーWeb編集部

■ガソリン2.7Lとクリーンディーゼル2.8Lの2本立てで登場!

新たにランクル250シリーズとして再出発することになったランクルプラド。注目のパワートレーンは2種類が当初キャリーオーバーとなる
新たにランクル250シリーズとして再出発することになったランクルプラド。注目のパワートレーンは2種類が当初キャリーオーバーとなる

 現行型がデビューした2009年以来、実に14年ぶりとなるFMCを受けた新型ランドクルーザープラド。正式名称は「ランドクルーザー250」となったが、歴代5代目モデルのパワートレーンとして用意されたのは次の2種類。

 まずは直4、2.7LDOHCの2TR-FEで、2002年登場の3代目プラドの途中から搭載されたユニットだ。スペックはデュアルVVT-i版で最高出力163ps、最大トルク24.8kgmを発揮するガソリンエンジンだったが、キャリーオーバーされる。組み合わされるトランスミッションは6速ATだ。

発表会に展示されたパワートレーン。2.8Lのクリーンディーゼルターボエンジン
発表会に展示されたパワートレーン。2.8Lのクリーンディーゼルターボエンジン

 そしてもうひとつが直4、2.8Lクリーンディーゼルターボの1GD-FTV。最高出力204ps、最大トルク51.0kgmというディーゼルらしいトルクの太さが魅力のユニットだ。こちらもガソリンエンジン同様に継続採用されることになった。こちらは8速ATとの組み合わせ(一部地域では6速ATを採用)。

■注目の2.4Lターボハイブリッドは追加設定で遅れて発売

当初は直4、2.7LDOHCガソリンと直4、2.8Lクリーンディーゼルターボの2種類を設定。新型レクサスGXにも採用される2.4ターボハイブリッドの設定はなし
当初は直4、2.7LDOHCガソリンと直4、2.8Lクリーンディーゼルターボの2種類を設定。新型レクサスGXにも採用される2.4ターボハイブリッドの設定はなし

 現時点ではパワートレーンは2種類だが、実はもうひとつのパワートレーンが新型ランクル250には遅れて設定される。それが新型レクサスGXの搭載する直4、2.4Lターボハイブリッド。そのシステム出力は371ps。

 新型レクサスGX同様、この2.4Lターボハイブリッドは8速ATとの間に一体型となるモーターと湿式クラッチを組み込んだシステムを採用することになる。この2.4Lターボハイブリッドは上級版電動パワートレーンとしてエンジン出力330ps/630Nmを発揮し、ランクル250には現時点では北米と中国市場に導入されることが発表された。

 一方、2.4Lの直4ターボは最高出力281ps/最大トルク430Nmを発揮するパワートレーンだが、こちらは中近東と東欧、その他地域に投入されるという。

発表会でのトヨタクルマ開発センターパワートレーン製品企画部主幹の北井慎也氏は「2.4Lターボハイブリッドは当初は北米と中国だけですが、仕向け地をのちに拡大していくことも当然視野に入れています」とのことだ
発表会でのトヨタクルマ開発センターパワートレーン製品企画部主幹の北井慎也氏は「2.4Lターボハイブリッドは当初は北米と中国だけですが、仕向け地をのちに拡大していくことも当然視野に入れています」とのことだ

 レクサスGXは、これまでもベースをランクルプラドとしたレクサスSUVとして北米で販売されてきたのだが、新型GXは歴代で初めて日本導入されるモデルで、2024年春に販売開始だという。

次ページは : ■最上級モデルとしての追加設定に?

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