ボディサイズ
新型スープラのボディサイズは、全長4380×全幅1865×全高1295(1290)mm、ホイールベースは2470mm。グレードは下からSZ、SZ-R、RZの3タイプがラインアップされ、カッコ内はトップグレードのRZ。
【参考データ】
■日産フェアレディZ
全長4260×全幅1845×全高1315mm、ホイールベース2550mm
■トヨタ86
全長4240×全幅1775×全高1285mm、ホイールベース2570mm
全長はZ、86よりも120〜140mm長いが大型という感じでもない。全幅はワイドだが、1900mmオーバーが当たり前になってきているスポーツカーにおいて1865mmは許容範囲といっていいレベル。
特筆はホイールベースで、クラスが下の86よりも100mm短い。新型スープラはホイールベースとトレッドの比は1.55(RZは1.54)をマーク。Zは1.66、86は1.69。
比率が1に近いほど回頭性が高く、2に近いほどスタビリティを重視したハンドリングになると言われている指標だ。スープラがキビキビとしたハンドリングを目指したことがここからもわかる。
車重は1410〜1520kgで、コーナリング性能において重要な要素のひとつである前後重量配分は50:50を実現。このあたりはBMWが開発に携わっただけある。
エクステリアデザイン
スープラは歴代モデル同様にデザインにこだわりを見せる。
注目の新型スープラのエクステリアは空気抵抗低減に効果的なダブルバブルルーフの採用、ヘッドランプを車体内側に寄せることでワイド感を強調するなど、トヨタ2000GT、先代のA80のデザインをオマージュしている。
同時に現代のプレス技術により全身至るところに複雑なラインを配し、彫刻のような硬質感、妖艶さを醸し出している。
この複雑な形状、ラインはエアロダイナミクスのなかでもリフトを抑えるためのもので、単なるこけおどしではない。
現代のスポーツカーは、前後のオーバーハングを短くする傾向にあるなか、スープラは前後のオーバーハングが長い。これが新型スープラをどことなくクラシカルに見せるゆえんだろう。
デザインはピュアスポーツカーとしての走りを極める車両パッケージを実現する一要素として割り切っている。
ボディカラーはホワイトメタリック、シブラーメタリック、アイスグレーメタリック、ブラックメタリック、プロミネンスレッド、ライトニングイエロー、ディープブルーメタリック、マットストームグレーメタリックの8色。
オプションカラーはライトニングイエローが3万2400円、マットストームグレーメタリックは34万5600円となる。
マットストームグレーメタリックはRZの専用色で、SZはホワイトメタリック、ブラックメタリック、プロミネンスレッドの3色のみの設定。
【グレード間の違い】
■ドアミラー
・RZ:マッドブラック塗装、ドアミラーステーがピアノブラック塗装
・SZ-R/SZ:ピアノブラック塗装(全体)
■マフラー
・RZ:φ100mm・ヘアライン仕上げ
・SZ-R/SZ:φ90mm・クロームメッキ仕上げ
■タイヤ&ホイール
・RZ:(F)255/35ZR19+9J鍛造アルミ、(R)275/35ZR19+10J鍛造アルミ
・SZ-R:(F)255/40ZR18+9Jアルミ、(R)275/40ZR18+10Jアルミ
・SZ:(F)225/50R17ランフラットタイヤ+7.5Jアルミ、(R)255/45R17ランフラットタイヤ+8.5Jアルミ
■ブレーキ
・RZ:(F)ブレンボ製17インチアルミモノブロック4ポッド対向キャリパー(赤塗装)+φ348mmディスク (R)17インチフローティングキャリパー(赤塗装)+345mmディスク
・SZ-R/SZ:(F/R)17インチフローティングキャリパー+φ330mmディスク
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