新型トヨタスープラはピュアスポーツとして生まれ変わった! 17年間の時を経て高らかに復活!!

インテリアデザイン

 インパネの基本形状は、上下に薄く水平に軸の通ったデザインで、これはハイスピード走行時の見晴らし性や車両の姿勢変化のつかみやすくするためで、これもピュアスポーツの走りを極めることと関連している。

 新型スープラは歴代スープラで初めて2シーターとなった。ショートキャビンの室内はドライバー、パッセンジャーを包み込む適度なタイト感がある。

水平基調のインテリアデザインも走行時の視界、視認性などが考慮されている。2シーターで、包み込まれるような適度なタイト感がスポーツカーらしい

【グレード間の違い】
■シート
・RZ:イグニションレッドのアルカンターラ+本革が標準で、ブラックの本革シートはオプション
・SZ-R:ブラックのアルカンターラ+本革シート
・SZ:ブラックのファブリックシート。

■オーナメントパネル
・RZ/SZ-R:カーボン
・SZ:ダークシルバー塗装

トップグレードのRZに標準装備されるイグニションレッドのアルカンターラ+本革のシート。スポーツマインドをかき立てられる色遣いがナイス
RZにオプション設定されるブラックの本革シート。イグニションレッドでは少々は出過ぎるという人にお薦め。シックで落ち着いている
SZ-Rに標準装備されるブラックのアルカンターラ+本革シート。トップグレードのRZはブラックは本革のみだからSZ-Rの専用となる
最も価格の安いRZにはブラックのファブリックシートが標準装備となる。シート素材で差別化しているがシート形状は同じだからお得感が高い

エンジン&トランスミッション

 エンジンはBMW製でRZには伝統の直6ターボ、SZ-R、SZには直4ターボが搭載される。SZ-R、RZでチューニングが変えられていて、スペックが異なる。

■直6DOHCツインスクロールターボ(B58:RZに搭載)
排気量:2997cc、最高出力340ps/5000rpm、最大トルク51.0kgm/1600-4500rpm

■直4DOHCツインスクロールターボ(B48:SZ-Rに搭載)
排気量:1998cc、最高出力258ps/5000rpm、最大トルク40.8kgm/1550-4400rpm

■直4DOHCツインスクロールターボ(B48:SZに搭載)
排気量:1998cc、最高出力197ps/4500rpm、最大トルク32.6kgm/1450-4200rpm

 すべてのエンジンに共通しているのは、トルクバンドの広さいことで、ハイスペックながら扱いやすい。

 これらエンジンに組み合わされるトランスミッションは8速スポーツATのみでMTはラインアップされていない。

新型スープラは2種類のエンジンで3種類のスペックを用意。直6ターボは340ps/51.0kgmのハイスペックで速くサーキットを走らせたい

■燃費
・WTLCモード燃費:12.2km/L(RZ)、12.7km/L(SZ-R)、13.1km/L(SZ)
・市街地モード:8.3km/L(RZ)、9.2km/L(SZ-R)、9.5km/L(SZ)
・郊外モード:12.9km/L(RZ)、13.1km/L(SZ-R)、13.6km/L(SZ)
・高速道路モード:14.7km/L(RZ)、14.7km/L(SZ-R)、15.1km/L(SZ)

 燃費は市街地は厳しいが、ピュアスポーツカーとして充分の性能を誇る。

走りを支える技術

 ニュルブルクリンクをはじめ、世界の道で鍛えられたスープラを手に入れる醍醐味と言えば卓越した運動性能で、いろいろな技術が盛り込まれている。

新型スープラは軽量化、前後重量配分などを突き詰めながらもLFAをも上回るボディ剛性を確保しているのが凄い。これも走りを極めるため

■高剛性ボディ
 アルミニウムと鉄を適材適所に用いた骨格を採用し、86の2.5倍のボディ剛性を実現。これはCFRPキャビンを採用したLFAをも上回っている。

■精密な車両コントロールを可能にするサスペンション
 バネ下重量を徹底的に低減。50:50の前後重量配分を実現するためフロントサスペンションとサブフレームはアルミ製を採用。

 RZ、SZ-Rには走行モードや路面状況に応じて4輪のダンパーの減衰力を連続的に最適制御。乗り心地の向上にも大きく貢献。またVSCと連携してハンドリングを向上させるアクティブディファレンシャルを標準装備する。

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