■シビックSiクーペ導入で日本のスポーティカー市場はまた甦る??
前述したシビッククーペは残念ながら日本導入の予定はない、というのが現状だ。しかし振り返ればホンダにはシビッククーペ、そしてインテグラなど手の届くスポーティクーペがあった。
例えば3代目インテグラの場合、クーペにSi VTECというスポーツモデルが登場して話題を呼んだ。
1.8Lの自然吸気エンジンながら180psを叩きだし、もはやレーシングエンジン並の1Lあたり100psという高性能を発揮。それでいて日常使いも不自由ないモデルだった。
それに比べると最近は実用性のあるクーペモデルはそうそうない。もちろん時代は異なっており一概に言えないが、現在ホンダに残るクーペモデルといえばS660、そしてNSXだ。
もちろんこの尖った2モデルをラインナップに加えているホンダには賛辞を送りたいが、お世辞にも価格や実用性が優れているとは言いにくい。
しかし海の向こうでは実用性も経済性も兼ね備えたスポーツモデルが前述のシビックSiクーペのほかにも存在する。
例えば日産セントラNISMOは使い勝手のよいセダンボディに、1.6Lターボと6MTを組み合わせる元気なセダンだ。それでいて280万円程度。
グローバルモデルとして多くの部品共通化がなされている現代だからこそ、日本市場でもスポーティカーの導入をベストカーとしては熱望したいのだが……。
ちなみにシビックSiクーペの北米価格は約265万円(ちなみにベースグレードのシビッククーペは約220万円)。ロードスター(Sスペシャルパッケージ=275万9400円)と同価格帯なら魅力的ではないだろうか。
【260万円は魅力的??】シビックSiクーペ画像ギャラリーはこちら
【シビックSiクーペ主要諸元】
・全長×全幅×全高=4503×1800×1381mm
・エンジン=直列4気筒1.5L ターボ
・最高出力=205hp/5700rpm
・最高トルク=26.5kgm
・価格=2万5000ドル(約265万円)
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